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スイス旅の紹介。今回はフランス・ドイツとの国境の町、バーゼルへ。
3つの国の交差点 バーゼル
バーゼルはスイス北部に位置する都市。人口約173,000人(citypopulation.de 2021年末データより)。スイスではチューリッヒ、ジュネーブに次いで第3の都市。埼玉県で言えば、新座市か熊谷市くらいの規模です。
英語とドイツ語ではバーゼル(Basel)、フランス語ではBâle(バールまたはベール)、イタリア語でBasilea(バシリア、かな)である。スイスは言語が入り乱れているので、会社で話をするときにドイツ語と英語が入り混じったりするととても面倒。
例えば、スイス第二の都市ジュネーブはドイツ語ではGenf(ゲンフ)だったり、コート・ダジュールの都市ニースはNizza(ニッザ)と言う。赴任まもないころ「何?その都市?」と思ったものだ。
さてバーゼルに話は戻るが、バーゼルはライン川のほとりにある町。上の地図の通り地図の下側はスイス、右上はドイツ、左上はフランスと3つの国が接する町である。そんなバーゼルという街に初めて足を踏み入れたのは2011年11月。なんとなく土曜の午前中をチューリッヒで過ごしていた熊太郎。その後ふらりとバーゼルへ行ってみることにした。
チューリッヒからバーゼルへの行き方
チューリッヒ中央駅。既にこの時14:20。
スイス国鉄のつなぎ方って変です。
国境の街であるバーゼルがどんなものかを探検してみようと思い立った熊太郎。
チューリッヒからバーゼルまでおよそ1時間。ベルン方面同様電車は頻繁に出ている。
上の写真がバーゼルSBB駅。SBBとはドイツ語でスイス国鉄のことです。ここはフランス、ドイツ、スイスの国境の街。だからバーゼルには各国それぞれに駅があります。スイス国鉄の駅自体は熊太郎にとっては自国感!?漂うスイス連邦〜な感じですが、
これがフランスへの入り口
ちょっと横を見ると空港の荷物検査所のような扉。上にFRANCEと書いてあり国境ということを意識させられます。ちなみにドイツ国鉄のバーゼル駅は少し離れている。
バーゼル市街観光
バーゼル駅を降り、中心部に向かう。
駅から大聖堂に向かって歩いていく。
しばらくすると大聖堂に到着。(これはクリスマスの時期に行った時の写真)
これがライン川
バーゼル市庁舎。赤い色が目立ちます。
歩いてフランス国境を越える
ここでムラムラと欲望が湧いてきた。
それは国境を歩いて渡ってみたい。
そしてフランスで買うフランスパン(バタール/バケット類ね)はスイスより美味しいのか!?ということでした。スイスーチューリッヒのパンはいわゆるドイツ系のパンなので、柔らかいパンやバゲットに飢えていた熊太郎。
これらを実行すべく人気のない国境付近をひたすら歩きます。ようやく見つけたフランスとの国境!と言うか調べたら真っ直ぐ歩いただけなんだけどね。
赤いのが国境検問です。検問には数人の警備員がいたのだが、俺を気にする様子はない。一応「ノーチェック?」とパスポートを見せたところ、勝手に通っていいよ的なうながしを受け、あっさり国境突破。17年ぶりのフランス再訪がまさかこんな形で、失礼ながらこんな辺鄙な街に足を踏み入れるとは夢にも思わなかったよ。(街の名前はSaint. Louisだった)
そこには当たり前だけど不思議な世界が広がっている。よくよく見渡せばスイスに買い物に行くフランス人、フランスに買い物に行くスイス人が結構通ります(もちろん車が多いけど)
そしてフランスに入った途端、表示は全てフランス語。(バーゼル側はドイツ語)
○○ストラッセという道の表記が○○アベニューに変わります。話している言葉はフランス語、本家フランスの通貨はユーロなのにスイスはスイスフラン。ドイツ車が多いスイスチューリッヒ地方に比べ圧倒的に多いフランス車。
やはり移民の国だけに黒人の方がたくさんいらっしゃいます。ほんの数メートルずれるだけでこの違い。
島国日本ではイメージできない光景です。さて、そのお目当てのパンですが、、、結果としては夕方で売り切れだった。。帰りにスイス国鉄駅横の大手スーパーのパン屋で購入したフランスパンは美味しかったです。。。ということで消化不良のまま、このお散歩は終了を迎えましたとさ。
バーゼル旅のまとめ
14:10 チューリッヒ中央駅発 15:24 バーゼル駅着
街をぶらぶら、歩いて国境越え。旧市街で夕飯食べて
19:37 バーゼル駅発 20:49 チューリッヒ中央駅着
こんな感じで乗り換えもなくお手軽小旅行です。
熊太郎独自 オススメ評価
★★★★★★★★★★ 10 アクセス →チューリッヒから1時間。乗り換えもなくラクチン
★★★★★★★★★☆ 9 シニア向き →坂もなくお手軽。石畳でつまづかないように
★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3 満足度 →スイスの目的が雄大な景色を見るため、となると。。
★★★★★★★★★★ 10 天候に左右されない度 →雨が降ったら仕方なくの目的地
★★★★★★★★★★ 10 季節に左右されない度 →夏でも冬でもOK。冬はスイスでも有数のクリスマスマルクトが開催されます。また極寒の2月ごろはファスナハトと言う夜中から始まる有名なお祭りがあります。
結果として評価が高くなっちゃったけど、日本からわざわざ観光に行ってここを主目的にする人は多分皆無でしょう。あくまでサブ観光地という位置付けだね。あとは時計のバーゼルフェアなんかのついでに観光する場所でしょうかね。