フランス ヨーロッパ旅

アルザスの中心都市 ストラスブールに行こう

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スイスに移り住んでも間もない頃、時期は4月。車で越境して日帰り観光できる場所として選んだ場所はフランスのアルザス地方の中心都市ストラスブール。今回はストラスブールの訪問レポをお届け。

アルザス地方の中心都市 ストラスブールへ向かう

ストラスブールはフランスとドイツの国境近くに位置する人口29万人弱(Citypopulation.deより)の街。

スイスのチューリッヒからは車で230km。所要時間2時間半。もし日本から行くのであればパリまたはドイツのフランクフルトからTGVなどでそれぞれ2時間程度でたどり着ける。

熊太郎家の旅行、目的地はどこでも良かったんだけど子供らに世界遺産に登録されているような教会や塔を見せてやりたいなと考えストラスブールに行ってみる事にした。ここには世界遺産のノートルダム大聖堂がある。

またスイスではドイツ語に囲まれて生活しているけれど、ちょっと走ればフランス語圏だっていうことを理解してもらいたかったしね。

ストラスブール、フランス語だと「ブール」「bourg」って発音するけれど、ドイツ語だと「burg」であり、「ブルク」であろう。

ストラスブールについて

ストラスブールはアルザスの中心都市。アルザスと言えばシニア予備軍世代なら国語の教科書で取り上げられていた「最後の授業」の舞台となった地域です。普仏戦争後にドイツ領となりフランス語の授業が最後になる話。昔宿題で文章を暗記させられた記憶が蘇ったよ。

前述した通りチューリッヒから片道230km。遠い。日本だったら俺は絶対日帰りしない。絶対。
でも欧州じゃ普通のことなんだよね。

さて、アルザス方面に行こうと決めたもう一つのきっかけはズバりお買い物である。途中のMulhouse近郊にカルフールがあってさ、どんだけ物価が違うか家族に体感してもらうのだ。

国境を越えフランスのカルフールでお買い物

一人旅と違い、家族皆の身支度に時間がかかり、昼前くらいに出発。

バーゼルを通過。頻繁に見かけるDマーク(ドイツ方面)とFマーク(フランス方面)の標識。

初の家族で国境通過。。。が、まったく感動がない。

国境通過時、速度を10kmに落とせという指示があるが、それだけ。建物はあるが、警備員もいない。

シェンゲン協定があるので当たり前だが拍子抜け。

フランス入国後カルフールのあるMulhouse近郊の街Illzachまで40km。130km制限の高速はガラガラだった。

カルフールのある郊外ショッピングエリアは日本のそれとそんなに変わらない光景である。カルフールが中心でトイザラスやスポーツ専門店などなど。

チューリッヒと違う点は、フランス車が多い(当たり前か)、そしてフランスだけにアフリカ系の方が多い、そしてもちろんだが、通貨がスイスフランではなくユーロであることだ。

とりあえずお昼を。

このサンドイッチ、400円位。スイスの60%の値段です(当時)

ところかわればカートもこんな感じ。(大型カートももちろんある)

ワインコーナーも充実

グランクリュコーナーなんてのもある。さすがフランス。しかも安い。

ボルビックの8Lを発見。一番日本の水に近いボルビックだが、スイスでは高いし売っている所も少ない。スイスに住んでいて他の硬水系の水に辟易していた熊太郎は大人買いです。

これで当時250円位。スイスだと1.5Lで180円。

と、買い物を楽しんでいたらあっという間に時間が経ってしまった。この時15:30。

急いでストラスブールに向かって北上する。

いよいよストラスブールへ

フランスのカルフールでスイスとの物価の違いに感動?し、予定以上の時間を費やした我々は一路アルザス地区を北上し、ストラスブールへ向かった。

 

旧市街に向けて暫く歩く。

 

今でこそ知らない街での駐車には慣れっこであるが、このときは初の海外ドライブ。事前に調べて行ったものの、ちょっと緊張。安全そうな大きなパーキングタワーに駐車。これが最後にハプニングに結びつくのだが。。

これは娘の撮影画像。欧州じゃ頻繁に目にする回転木馬も当時は珍しかったよう。

そして見えてくる世界遺産。

ストラスブールのシンボル「ノートルダム大聖堂」は世界遺産。高さ142mの塔は1874年まで世界一の高層建築だったそうな。

地震国で634mも立派ですが、250年超かけて耐震構造もなく砂岩を積み上げた142mも結構なもんです。

66mの所まで階段で登れるようになっているので、嫌がる子供らを説得し登ってみた。

これが66m地点

この時18:30。日が長いって良いねぇ。まだ15時くらいの感覚です。

大聖堂の螺旋階段をヒイコラ登り降りし、地上に戻る。

運動?したら次はご飯である。予め予約しておいた大聖堂近辺のお店に入る。

アルザス料理ということで予約。ドイツ文化も色濃く入っているので食べ物もドイツに近い。

ザウアークラウトとかなんてまさにそうだよ。

オーダーしすぎ。家族4人でも食べきれない。

娘は肉好きなので楽しくお食事

息子は人生初のエスカルゴに変な顔しながら挑戦。

そしてデザート。

この後、運河方面に行きたかったが、熊太郎妻のお腹の調子が悪くなり断念。

まさかのトラブル発生!?

この時21時過ぎ。駐車場に戻るとシャッターが閉まっている。。。。
よく見ると21時までって書いてあった。

車は建物の中。。。

焦った熊太郎。ダッシュで駐車場の周りを走り空いているゲートを探すが全てクローズ。。
焦る俺。半べその息子。

土曜日だから泊まる事も考えたが、同じような境遇のフランス人がゲート近くのインターフォンで何やら話をしている。そしてゲートが開く。
あーなるほど。そうすれば良いんだ、と挑戦。しかし相手はバリバリのフランス語。もうこうなったら英語で押し通すしかないと適当に喋り、最終的にゲートが開いたのでした。

この一件で息子は「もうスイス以外には行かない!」と暫く騒いでいたのでした。
駐車場を脱出した熊太郎一家は230kmひた走り深夜に帰宅したのでした。お父さん疲れました。
日帰りドライブは往復500kmが限界だな、と感じたお出かけだった。

おまけでこのブランド。欧州じゃとてもポピュラー。

SUPERDRY 極度乾燥(しなさい) って。。。直訳すぎる。。。

後日同僚に「日本のブランドで日本でもポピュラーなんでしょ?」と。

いやいやこんなブランドないですから。だいたいこんな日本語使わないし。(英国のブランドです)

ストラスブール 旅のまとめ

ほんと熊太郎家の場合は、ちょっと立ち寄っただけレベルの観光でしたけど、アルザスをイメージさせる木組みの建物や、冬は伝統的なクリスマスマーケットが開催されるなど、見どころはたくさんあります。
チューリッヒというドイツ語圏、そしてドイツ文化に近い地域に住む熊太郎としては、フランスでもドイツに近いアルザス地方は馴染みやすい反面、フランスに来た!っていう感動は薄かったかな?


★★★★★★★★☆☆ 8 アクセス    →チューリッヒから230km。まぁ日帰りできるギリギリの地域。日本からは前述の通り主要都市から高速列車で2時間で到着でします。
★★★★★★★★☆☆ 8  シニア向き  →街歩きなので問題なし。大聖堂の階段はシンドイかなぁ
★★★★★★☆☆☆☆ 6  満足度    →アルザス好きな人はいいかも。熊太郎がフランスという国に求めるのは。。ちょっと違うんだよね。
★★★★★★★★☆☆ 8  天候に左右されない度 →街なので問題なしかな。大聖堂の上からの景色は天候に左右される。
★★★★★★★★★★ 10 季節に左右されない度 →夏でも冬でもOKです。冬はクリスマスマーケットに行くのが良いでしょう。

熊太郎の残りの人生でもう一回積極的に行きたいか?と言われると正直「No」かな。やっぱりドイツ文化(に影響されている)圏は、スイスでお腹いっぱいなんだよね。

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