北軽井沢から終着新軽井沢まで
今回は北軽井沢から現軽井沢駅である「新軽井沢」まで行きます。と言っても今回はかなり行程が端折られていますのでご容赦を。。
前回同様おさらいを兼ねて、当時の時刻表を確認。
時間は、当時の3番電車(10:30発)と熊太郎Carの到着時間(赤マーカー)
草津温泉 10:30
谷所(やとこ)10:49 11:01
草津前口 10:55 11:04
万座温泉口 11:10 11:12
湯窪 11:29:30 11:19
東三原 ?? 11:23
上州三原 11:38 11:27
嬬恋 11:42 11:46
小代(こよ) 12:00:30 11:56
吾妻 12:17 12:05
北軽井沢 12:28 12:12着 12:23発
栗平 12:36
二度上 12:55:30
国境平 13:05
長日向 13:20:30
小瀬温泉 13:30
鶴溜 13:44:30
三笠 13:56
旧軽井沢 14:01:30
新軽井沢 14:05
北軽井沢駅跡から東方面に向かうと次の駅、栗平に着きます。
北軽井沢〜栗平は今の道路と並走していたみたい。こっちが軽井沢方面
こっちが草津/北軽井沢方面。撮影している背中側に駅があった模様。
峠越えの草軽電鉄
草軽電鉄はここから峠越えをします。
二度上(にどあげ)という名前の駅はその名の通りスイッチバックがあるような傾斜地、そして群馬県と長野県の境にあり、標高1,280mと草軽電鉄最高地点に位置する「国境平」駅(これもそのまんまの名前ですな)。
この辺りはね、車じゃ困難な場所なんでスよ。踏破した方々のブログや動画を見ますと、自然に還ってしまっている地域。熊除けの鈴を持参することなんて書いてある。
実際、グーグルマップで駅跡をインプットして検索すると山中の鉄道跡の道なんて出てこない。
”熊太郎”が言うのも何ですが、都内に通勤している埼玉人としては、野生のクマなんて滅多に出会わないと思うわけですよ。
でもね、軽井沢町のホームページには「さるクマ情報」と言うリンクボタンがあるんですよ。こんな情報ページがあるってことは、頻度高くクマやサルが出没するってことですよ。
で、「さるクマ情報」をクリックするとこんなマップが出てきます。目撃情報がマップに落とし込まれています。(さるクマのマークはとても可愛い)
注意事項としてゴミを外に出さないようになんて書いてあったりします。
それくらい人と野生動物の距離が近いんだね。
実は熊太郎、この草軽一人旅の前年、熊太郎息子と二人で軽井沢/万座温泉の旅をしたことがありましてその時クマを見たのですよ。
どのあたりか忘れてしまったけど、ロードスターの幌を開けて気持ちよく走っていたら路肩で何やら黒い物体がもぞもぞしていた。
熊太郎「何だろうね、あれ?」とスローダウン。
息子「クマ、クマ、クマ! □※×●ィ△!!!(慌てまくり)」
熊太郎「おー野生のクマ!」
息子「早く!スピードあげて!!!」
家(別荘?)が立ち並んでいる地域だったので、ゴミを漁っていたのかもしれない。
何れにせよ、クマがいる地域故、安易に一人で山中なんて入れない。
と言うことで二度上と国境平はパスして、次の停車駅である長日向に向かう。
草軽は国境平ー長日向ー小瀬温泉と進みます。
熊太郎のロードスターは白糸の滝がある白糸ハイランドウェイを通って行きます。
こちらは長日向駅あたり。熊太郎 12:50着 (草軽3番電車 13:20)
長日向のバス停がありました。ここ誰が乗り降りするんだろう?ハイカーの方かしら??
長日向駅は白糸ハイランドウェイより少し奥にあったようですよ。
続いて小瀬温泉駅跡の辺り 熊太郎12:56着 (草軽3番電車13:30着)
小瀬温泉という名前ではなく駅跡あたりのバス停は唐松沢です。
この近くに小瀬温泉というこじんまりとした温泉場があります。
歴史的ホテル 三笠ホテル訪問
https://goo.gl/maps/ZncXsFq8UHmBdFfUA
白糸ハイランドウェイを走っていけば三笠に到着するのですが、なぜか草軽電鉄は上の地図の通り、鶴溜という南西方向にある駅に向かいます。なぜこんな遠まわりなの?? (中軽井沢駅方面の住民に配慮したとの話もあるみたい)
熊太郎、今思えば時間かけても鶴溜に行ってみれば良かったと後悔。機会があったら行ってみたい場所です。今も昔も別荘地のようです。で、熊太郎は鶴溜をスルーして三笠方面へ。せっかくなので重要文化財「旧三笠ホテル」に立ち寄ります。
2022年現在情報ですが、耐震工事中で2024年3月までクローズしています。2019年訪問しておいてラッキー。
1905年建築、 1906年営業開始
細かい話はこちらに書いてあった。
天気回復。紅葉と青空が綺麗です。
レセプションエリア
今は(2019年は)ちょっとした演奏会とか催されていました。
これはきっと部屋のキーとかを管理するやつですな。
お部屋です。
洋式トイレやバスタブ。(下の写真で出てくるけど当初から水洗式だったそう)
歩く時の足音がいかにも木造の音
蛇口も古めないい感じ
一般家庭は普通に”ボットン式”だったろう明治期に水洗&洋式ってすごいよね。
素敵な避暑地のひと時
階段付近
サラッと見学して終了。館内には大正期の晩餐会の写真があった。晩餐会している方々は「近衛文麿」「里見弴」「有島武郎」なんて書いてある。当時のアッパー層の社交の場だったんだろうね。
熊太郎が停めた三笠ホテルの駐車場はホテルより少し山寄りのところにありました。
到着時同じ型のロードスター、しかもダークグリーンでハードトップ付きが停めてあったので横に停めたのね。左が熊太郎ロードスター。
趣味性のある車を持っている人はなんとなく分かっていただけると思うのですが、同じ車があると親近感もあって近くに寄りたくなってしまいます。この気持ち、熊太郎だけではないはず。
三笠ホテルから帰ってきたら、1台増殖していました。(奥のシルバー。NBの後期型です)
「あつまれロードスターの森」なひと時でした。
ところで草軽電鉄の三笠駅はホテルより南側にあったようですよ。
熊太郎三笠駅付近出発 13:24 (草軽3番電車 13:56)
三笠通りから軽井沢駅
旧三笠ホテルを出てしばらくすると、
この写真の通り旧軽井沢までの間、道路の真ん中に並木が立つ通りを走ります。
写真の反対車線の道路は昔々草軽電鉄の線路が敷設されていた部分ということは有名な話。
そして賑わいのある旧軽井沢のエリアを通り終着地点の軽井沢駅(草軽電鉄新軽井沢駅)に到着。写真の背中側がJR軽井沢駅です。草軽電鉄軽井沢駅は写っている二棟の建物のあたりにあったようです。
新幹線ができる前くらいだったら草軽電鉄の跡、残っていたんでしょうねぇ。2019年にフラフラ駅周辺を歩きましたが、よくわからんかった。
奥がJR軽井沢駅。たぶんね、このあたりに線路があったんだと思う。
で、こっちが旧軽井沢方面。現在の道路のやや左側に軌道があった模様。
JR軽井沢駅にはEF63が保存されています。
そして駅を背にして左手には!
草軽電鉄デキ12機関車が保存されています。昔(2000年代前半)は、保存状態悪かったのですが、今はとても綺麗に保存されています。
乗務員が乗る部分、とても狭そう。
さて、今回の草軽電鉄鉄道跡をアバウト感満載でトレースした旅の時刻表を整理。
草津温泉 10:30
谷所(やとこ)10:49 11:01
草津前口 10:55 11:04
万座温泉口 11:10 11:12
湯窪 11:29:30 11:19
東三原 ?? 11:23
上州三原 11:38 11:27
嬬恋 11:42 11:46
小代(こよ) 12:00:30 11:56
吾妻 12:17 12:05
北軽井沢 12:28 12:12着 12:23発
栗平 12:36 12:27
二度上 12:55:30 立ち寄れず
国境平 13:05 立ち寄れず
長日向 13:20:30 12:50
小瀬温泉 13:30 12:56
鶴溜 13:44:30 立ち寄れず
三笠 13:56 13:35
旧軽井沢 14:01:30 通過
新軽井沢 14:05 13:50
左が草軽電鉄3番電車時刻表(草津温泉→新軽井沢直通運転)、赤マーカーが熊太郎Carの訪問時間
旅のまとめ
熊太郎のロードスター、写真撮影、観光案内所訪問、旧三笠ホテル見学を含んで約3時間。草軽電鉄の所要時間は3時間半。いかにのんびりとした列車だったかということが伺い知れます。
当時、トイレ行きたい人とかどうしていたんでしょうかね。(熊太郎調べでは客車にトイレなぞ付いておりません)
のんびりとした時代ですから、駅のトイレ(あったのかな??)でお客が用を足すのを列車は待っていたんですかね。ということで短い草津ー軽井沢のロードスター一人旅は終了。軽井沢駅で野沢菜買って、上信越道で熊太郎家に帰ったのでありました。
再訪のチャンスがあったら、今回行けなかった鶴溜のあたりに行ってみたいね。あとはシニアになったら夏に自転車でゆっくりトレースしてみたいところです。