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スイスに住んでいた熊太郎として、今回のクレディ・スイスをUBSが救済買収する話はとても感慨深い。
スイス連邦国の2大銀行が統合される。しかも片方が経営難のため国が仲介して救済するなんて。
クレディスイスと熊太郎
熊太郎がスイスの会社に赴任してまずやったことの1つが銀行口座の開設である。
当時コーディネートをしてくれたスイス人のおばちゃんにいろいろ教えてもらい、銀行はクレディ・スイスかUBSにしなさいとアドバイスをいただいた。
その時は何気なくスイスという名前がついているということと、最寄りの駅の駅前に支店があったのでなんとなくクレディ・スイスで口座開設をしたのであります。
写真の2種のクレジットカードの他、デビットカードも発行して利用していました。
デビットカードは2012年時点でもとてもポピュラーで、結構な人が使っていましたね。
今はその銀行口座も閉鎖しており、今回の騒動で万が一のことがあっても痛くも痒くもないのですが、スイスの街角にあるクレディ・スイスの名前がもしかするとなくなってしまうと言うのは悲しいことであります。クレディスイスの影響というか市場の動揺で株価が下落している方が痛いがね。
同銀行のHPによれば創業1853年で当時は鉄道建設事業のファイナンスを主な目的としていたのだそう。170年後にこんなことになるなんてね。
今回、国がUBSとクレディ・スイスの仲介をして、UBSの立場からすれば、問答無用レベルでこの話を受け入れざるを得なかったんでしょうな。ここでスイスの大銀行が破綻するとなればスイスの国自体の信用に傷がつくわけですし。一般的にはスイスの経済が危険というイメージないもんね。そんなイメージの崩壊を避けたいんだどうね。
Google マップで、検索すればチューリッヒ周辺にはたくさんの支店・拠点が検索結果として出てきます。
本店のある場所は、パラデプラッツと言うちょっとした広場というか、路面電車のターミナル駅になっています。
Googleマップには「歴史ある銀行業の中心地」と書いてある。
8つの路面電車(トラム)路線が交わる場所パラデプラッツ。写真左がクレディスイスの本店
クリスマスシーズンになると、本店前に巨大なクリスマスツリーが飾られます。ちなみにこのオレンジ色に光るビルの左側にはUBSのビルがある。
熊太郎が赴任していた2012年とか13年頃のツリーはこんな感じでした。とても華やか。
一方2022年末チューリッヒに訪問する用事があり立ち寄った時の写真が下の写真。
かなり電飾が簡素化されていました。これはウクライナ危機に端を発する電力事情のタイトさが要因だったと聞いていますが、今回のクレディ・スイスの話を暗示していたのかもしれません。