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スイス連邦の首都はどこ?
スイスの首都はどこでしょう? チューリッヒ? ジュネーブ? バーゼル? 全部ブーです。
スイスの首都はベルン。
スイスのチューリッヒの人口42万3千人、ベルンは人口13万4千人と3分の1位しかいないけれど、首都なのであります。(2021年末時点、Citypopulation.deより)
埼玉県民しかわからない比較かも知れんが、川口市が約60万人、上尾市や春日部市が約22万人。
埼玉県の人口約732万人(埼玉県サイトより)に対しスイス連邦の人口865万人(2020年末、スイス連邦のオフィシャル統計より)ですからね、総じて言えるのはスイスの有名な都市でも人口はこんなもんなのであります。
スイスに住んでいた熊太郎的にはですね、ベルンは観光に行くというよりも首都にある在スイス日本大使館に行ったりとか、どこかに行ったついでに寄るという位置付けの街。
ベルンを何度か訪問しているが、良い天気の時に行った事がない。天気に恵まれなかったということもあるが、だいたい天気が良いという予報が出たなら、ベルンなんかに行かず山に行く。
ベルンへのアクセス
ベルンへはチューリッヒ空港から電車で1時間20分、チューリッヒ中央駅からなら約1時間だ。ノンストップの特急が1時間おきに出ているし、もう少し時間のかかる準急レベルの列車も数多く出ている。
ちなみに人口約20万人の街、ジュネーブからは電車で2時間です。
チューリッヒ中央駅。列車の種類は様々。これは2階建ての列車ですな。奥に向かって進んでいきます。日本人としては、機関車が後ろから押して進むことに違和感を感じるんだよね。
世界遺産 ベルン旧市街
アーレ川に囲まれた形になっているベルンの旧市街地域は世界遺産に認定されている。
それとは裏腹に歴史的市街地の玄関口とも言えるベルンの駅舎はとてもモダンである。(写真はないけれど)
そして駅前から同じくモダンな赤いトラムが行き来している。
ベルンはスイスの真ん中にある都市でバーゼル方面(北)、チューリッヒ方面(東)、ジュネーブ方面(西)、そしてユングフラウエリア(南)につながるターミナル駅である。よってインターラーケンとかユングフラウとかのアルプスの山々に向かう場合、ベルンを通過するのです。でも大半の人は立ち寄らないのかな。
駅を降りてしばらく歩くとすぐに旧市街に辿り着く。上の写真は牢獄塔と言ってベルン駅から歩いてすぐに目に付くシンボルです。
さらに歩くと時計塔が見えてくる。そして赤いトラムが時計塔の中を走り抜ける。時計台はアニメ「魔女の宅急便」のワンシーンに出てくるものと似ていると言われているが定かではない。主人公のキキがほうきに乗って飛び去るあのシーンである。
旧市街で注意しなければいけないのは道路の真ん中に水路があるのだが、蓋をしていない部分があることである。
夢中で建物や有名な噴水に見とれていると水路にドボンってことになりかねないので注意が必要だ。
左右の建物には必ずと言っていいほど地下室のようなものがあって、お店や倉庫になっている。この写真の奥に見える赤い部分、これが地下室への入り口の扉になっている。
例え雨であっても古い街並みをそぞろ歩きするのはなかなか楽しい。 ずっと歩いて行くと街の端に辿り着きます。その先には橋があって、その橋を渡ると クマ公園があってね、川沿いの斜面で熊が遊んでいる。
この写真の奥の斜面に熊が飼われています。熊太郎的には、北海道のクマ牧場を思い出さずにいられない。
なぜベルンに熊か? 熊はベルンのシンボルなのである。
この写真のフラッグ。左はもちろんスイスの国旗。右はベルン州の州旗である。州旗はまさに熊のデザイン。埼玉の大宮にリス公園があってシンボルになっていてサッカーの大宮アルディージャはリスがシンボル。これと一緒か?? ベルンのサッカーチーム、BSCヤングボーイズは熊のマークじゃないけどね。
熊太郎という名前だが熊にはあまり興味がなく、見ることなくここでUターンする。
ここまで駅から約2km。往復4km、ちょうど良い散歩だね。
そこから見える大聖堂はとても綺麗だが、熊太郎が滞在中はずっと修復中で結局一度も綺麗な姿を見る事はできなかった。
旧市街の真ん中の通りにはいくつもこのような噴水オブジェがあり、それぞれ違う意匠になっている。
1枚目と2枚目、違うおじさんでしょ?
これは若きアインシュタインが特許庁に勤めていたときに住んでいたところ。(この建物にも地下室があって入り口が見えますな)ここは入場料を取るような施設になっています。
これはスイス連邦議会議事堂。日本でいう国会議事堂ですね。
ちなみに在スイス日本大使館はこの旧市街にはなく、駅から北の方向へ20分くらい歩いたところにあります。ツーリストにはあんまり関係ないと思うけど、万が一犯罪に巻き込まれた、身の周りのものを全て盗まれたなんて災難に遭遇したらお世話になるかも。
旅のまとめ
これは熊太郎的主観だが、2時間もあればこの街の観光は十分である。ご飯食べるならプラスご飯の時間って感じだね。
チューリッヒから日帰りはもちろんできます。
チューリッヒからの半日観光コース&その日の夕方の日本帰国というのを想定。
8:00ごろ チューリッヒ中央駅を出発
9:00ごろ ベルンに到着
2時間ほど街歩き
途中カフェでちょっとコーヒーを飲みつつ休憩
11:30ごろ ベルン出発
13:00 宿泊ホテルに着いて預けていた荷物を受け取りチューリッヒ空港へ
チューリッヒ ベルン 往復運賃 102スイスフラン (高い!!)
チューリッヒ中央駅からチューリッヒ空港までは30分もあれば行けるから17:00〜18:00くらいに出発するANAのブリュッセル経由とかフランクフルト経由日本行きの便に十分乗れるのではないかと。
また、フリーの旅行で山に行こうとしたのに運悪く雨模様なんて時はベルン観光はピッタリと思います。
また、お急ぎスイス観光の方はユングフラウエリアに行った帰りなんかに寄るといいかもしれないね。
熊太郎独自 オススメ評価
★★★★★★★★★★ 10 アクセス →チューリッヒから1時間。ジュネーブから2時間です
★★★★★★★★★☆ 9 シニア向き →坂もなくお手軽。石畳でつまづかないように
★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3 満足度 →スイスの目的が雄大な景色を見るため、となると。。
★★★★★★★★★★ 10 天候に左右されない度 →雨が降ったら仕方なくの目的地
★★★★★★★★★★ 10 季節に左右されない度 →夏でも冬でもOK
結果として評価が高くなっちゃったけど、日本からわざわざ観光に行ってここを主目的にする人は多分皆無でしょう。あくまでサブ観光地という位置付け。
チューリッヒあたりに滞在していて半日時間が空いた、とか雨降っちゃって山に行っても意味ないね、とかそういう時はベルンへ行ってみてはいかがでしょう?