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これを書いている2023年8月中旬。お盆休みも終わり子供たちの夏休みも後半に入ったところである。
この夏休み、みなさんどこか行かれましたか?
この話は熊太郎一家がスイスに住んでいた2012年の夏休みにスイスはチューリッヒからイタリアに8日間家族旅行した時の話になります。
※8月チューリッヒ近郊
2023年の現在と比べ物価&為替は違うし、お店だってCOVID-19を経てどうなっているか?などありますが、なんの巡り合わせかこの熊太郎ブログに来てしまった方に少しでも参考になるよう、現在の状況を書き加えるような内容にしてお届けしたいと思います。
スイス チューリッヒからイタリアに旅する8日間 序章
夏、と言えば世界のどこでも!?一大イベントは「夏休み」である。だいたい春の時期から会社の食堂での話題の1つが夏休みはどう過ごすのか?という話だったり、電話会議でも休みをどうするか?なんて話題が出る。ドイツ人スイス人の休みの取り方は豪快に休みを取る。世界的には当たり前で日本が異質なのかもしれない。
欧州の人はスケジュールをWeek単位で捉える。例えば4月14日週はWEEK16と言ったりする(グーグルカレンダーを使っている人は左端に表示されていると思います)
休みに関する典型的な社内の会話(英語かドイツ語で繰りひろげられる)
A「いつ夏休みとるの?」
B「あぁ。俺はね。WEEK32と33かな。キュラソーでゆっくり過ごすのさ」
A「いいねぇ。俺はWEEK34と35に休むよ」
って感じなんだけど、ということは2週間だよ2週間!キュラソーってベネズエラの北にあるオランダ領のリゾートアイランドね。そんなの普通の日本人知らんよ!
日本では連休に有給を数日付けるのでさえエラい調整が必要なのにさ。大胆に2週間だからね。
正直。。。うらやましい。
※8月のスイス。みんな湖や川で泳ぎます。
熊太郎の場合、現地採用ではないし、やはり親元である日本の会社から連絡があったりするので難しかった。当時はリモートワークが今のように発達していなかったこともある。スマホ(というか当時はBlackberry)でメールのやり取りができたくらい。→それでも日本より進んでいた。2023年だったらPC持ち歩けばなんとかなったかもね。
結局7月下旬に5日間の休みを頂いて、前後土日を絡め合計8日間家族と旅行することにした。
欧州の8月はこんな感じで皆休んじゃうので売り上げがもの凄く落ちる。でもそれが欧州。欧州の企業全体がお互いそんな感じだから皆休みが取れるんだろうなぁ。
どこに行くか考えた結果、子供達に見せるべきものがたくさんあるイタリア旅行を計画した。
熊太郎自身若い頃イタリアをぶらぶらしたことがあるけれど、家族旅行はもちろん初めて。
ということで今回はベーシックコースを立案。
車で行けなくもないが、トラブル回避と熊太郎自身楽をしたいので全て電車で旅する事にした。
チューリッヒ→ミラノ→ベネチア→ローマ→ピサ→フィレンツェ→チューリッヒというコース。
事前にリサーチしたサイト
1990年代初頭、熊太郎がイタリア旅行をした時に比べ今の時代はインターネットがあるから情報取れるし、予約も出来るし便利だねぇ。
使ったサイトを記すると、
1. 鉃道
スイス国鉄
https://www.sbb.ch/en/home.html
イタリア鉃道
ここでイタリアの新幹線のチケットを購入できる。日本と同じで早割とかある。そして予想外に安い。
2. ホテル
Booking.com
熊太郎御用達ホテル予約サイト
3. チケット類
結局取れずじまいだったが、ここにアクセスして最後の晩餐の入場券を得ようとした。いわゆるチケットサイト。残念ながら英語が見つからないんだよね。
最近は最後の晩餐のチケットは日本語で表示されるチケットサイトでも入手できるね、
大昔はその場で買えたものだったんだけど、今は予約必須だからね。周到に準備要です。
4. 観光情報全般
旅行サイト「アーモイタリア」 何かと参考にさせて頂きました。10年前のサイトは手作り感満載だったんだけど現在はだいぶ洗練されていますね。
そして、携帯とWi-Fi対応のiPadがあればなんとかなる。(2012年当時)
2023年の今はDocomoのAhamoみたいに海外ローミングがついているスマホを持参したり、Sim FreeのSIMカードを持っていけばOK。よりお手軽になっている。
イタリアへのアクセス 日本から飛行機で向かう場合
熊太郎は電車でイタリアに行ったんだけど、日本からイタリアへはどうやっていくのか?
2023年現在の状況を調べてみた。
イタリアの航空会社といえば「アリタリア」だったんだけど経営破綻して現在はITA Airwaysが引き継いで運行している。日本便は羽田ーローマ直行便が週6便出ているね。
https://www.ita-airways.com/en_en/
直行便じゃなくても良いというのであれば、ANA /JALの日系航空会社のほか欧州系航空会社の欧州直行便でヨーロッパに入り1回乗り換えでローマを始めイタリア主要都市に向かう形になるでしょう。
イアリアへのアクセス 熊太郎の場合
さてスイス在住だった熊太郎はどんな経路でイタリアから入ったかと言いますと、鉄道でイタリアに入りました。
※チューリッヒ中央駅(秋に撮影)
欧州内はたくさんの国際列車が運行されており、2012年当時はチューリッヒーミラノ直通便が一日4〜5本運行していた。
※チューリッヒ中央駅構内(冬に撮影)
SBB(スイス国鉄)で予約。当時一人50CHF(スイスフラン)だった。当時在住者向け半額カードという一定のお金を払ってこのカードを持っていると全ての運賃が半額になるお得なカードを持っていたのでこんなに安い。通常は倍の100CHFでした。スイスフラン、当時1フラン=100円くらいだったのに2023年8月現在165円程度になっている。この差は大きい。。。
これが2012年当時のスイス、イタリア共同運行の特急。
この電車、車体が古く、正直スイス滞在期間、色々な電車に乗ったがワーストな特急だった。ほぼ満席なのは良いとして、トイレが故障していたり、トイレがあっても。。。汚い。
でも今は違う。当時はミラノ止まりだったけど、その先ベネチアまで行く列車が日に数本運行されている。電車も新しいタイプのものになっています。(この写真は2019年末に撮影)
ピンボケですみません。
行き先も終点ベネチアになっている。右側に「ミラノ中央駅(Centralの略ね)」と表示されている。
当時は3時間40分でミラノ中央駅に到着。 今(2023年)検索すると3時間17分とでた。20分ほど短縮されていた。
このルートはその筋には有名な長いトンネル「ゴッタルドトンネル」でアルプスの下を走ってイタリアに抜ける。道路の方のトンネルはもっと長くて青函トンネルより長く世界最長トンネルである。
電車の話に戻るが、車内は見てすぐわかるイタリア系な人が多数乗車している。顔立ちや身長(ドイツ系より高くない)でわかる。ほぼ満席の電車に家族4人乗り込み出発。
普段使っている路線だと、ドイツ語、フランス語、英語の順で車内アナウンスが行われるが、さすがイタリア行き、案内はドイツ、イタリア、英語で行われる(確か)
途中南スイス、ティチーノ州を通過する。Chiasso(キアッソ)では税関が乗り込み荷物のチェックをしている。とは言え我々はただの旅行する東洋人にしか見えないので税関職員もスルー。
国境を通過すればミラノはもうすぐだ。気持ちの問題かもしれないが、車窓から見える景色が明るい感じになり、少々汚い建物や10階建て位のアパートが目に入ってくる。
15分位遅れてMilano Central Stationに到着。まぁこの位は許せる遅れである。
降りた後が酷かった。
狭いホームには、我々が乗った電車でチューリッヒ方面に行こうとする客と我々降りる客の流れが真っ向ぶつかって身動きが取れない。もうちょっと皆考えようよ。。。(日本だったら苦情が来て乗り降りの仕方を改善しているはずだ)
無法地帯になっていたので我々は線路をまたぎ、隣のホームに移動しなんとかカオス地区から脱出することができた。(スーツケースというよりはリュック主体の荷物だったのがラッキーだった)
ミラノ中央駅は大きくカッコいい。チューリッヒも大きいが美しさでは敵わない。
中央駅の建物も立派です。
ということでこれから数回にわたりイタリア旅行の話を書いていきたいと思います。