2012年7月、スイスはチューリッヒに住んでいた熊太郎一家のイタリア夏休み電車旅の話です。
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Contents
ミラノからベネチアへ電車で移動
イタリア旅行2日目。ミラノから午後ベネチアに移動する。
ベネチア行きの特急に乗ります。イタリアのローカル線ってボロッちいが、特急はとても綺麗でデザインもかっちょ良い。
14:05ミラノ発 16:40ベネチア着
4人で101.5EURだった。一人2,500円(当時は1ユーロ100円程度だったのよ) 安い!
イタリアの鉃道のイメージは
「古い車両」
「遅延」
「汚れている」
こんな感じだったが、少なくともFrecceと呼ばれている高速列車は熊太郎のイメージを覆すものであった。
「新しい車両。素敵な内装デザイン」
「清潔」
そして自分の経験では「ほとんど遅れがない」
ベネチアへ渡る橋
車内でUNOに興じながら、そんな特急列車に乗ってほぼ定刻にベネチアに到着。
水の都ベネチア
ベネチアーサンタルチア駅を出ればそこら中に運河が流れるまさにヴェネツィアの街が広がっている。
ベネチアのバスと言える船「ヴァポレット」に乗っても良かったが、久々のヴェネツィアに感動し、家族とてくてく歩いてホテルに向かった。(家族は少々ブーブー)
まずは駅前に観光客用の割引カード「VENICE CARD」を購入。大人約40EUR、子供約30EUR。(2012年)
今は少し値段が上がっていてスマホ対応のようですね。
うーん。どこ撮っても絵になるね。
歩くのは楽しいが荷物は邪魔である。欧州の石畳の道に加え、ベネチアは橋が多く、その多くは階段なのでキャリーバック(コロコロが付いているヤツね)だと超ハードだと思う。
熊太郎家、小さいキャリーバック1つ、そして大きなリュックを父が背負ってこの旅を始めているので影響はまだ少ないが、それでも大変だった。
こんなルートを歩いてホテルに到着
宿泊ホテルはサンマルコ広場の近く
今回のホテルはここ
今回は2泊418EUR。当時42,000円程度。2023年の為替だと65,000円!!
しかも2023年Booking.comで調べたら家族4人1部屋2泊で657EUR(10万円以上)になっていた!!為替も去ることながらユーロ建てで見ても1.5倍以上になっている。。
一泊200ユーロ(何度も言うけど2012年頃ね)としていたのでちょっと予算オーバー。さすが夏の観光地の値段である。サンマルコ広場に近いし止むを得ず。
18時位にホテルについてレストランの予約をする。
夕飯は運河沿いのトラットリア
ホテルに向かう途中、ピンと来るようなレストランの目星を付けておいた所である。
もっと時間があればグルメサイトとかでチェックできたんだけど、出発前。仕事が忙しくてそんな時間もなったのよ。
ということで運河沿いのテラス席に惹かれて予約。
食後のデザート
お約束のティラミス
ビール飲んでいる写真はあったけど肝心の食べ物の写真が残っていないので今となっては何を食べたのやら。。でも確実にパスタは食べた。そして茹で過ぎのスイスのパスタに比べてものすごく旨かった。はず。
※スイスのパスタはクタクタに茹でるのです。
店の雰囲気はまぁまぁだったかな。人通りから少し外れた運河沿いのロケーションだったのは良かった。
運河沿い&季節は夏だったので蚊が何匹か飛んでたのが嫌だったなぁ。しようがないけれど。
この写真は7月下旬21:17のもの。食べ終わってもまだ明るい夏のヨーロッパ。
旅行3日目 ベネチアを観光し尽くす
イタリア旅行3日目。ベネチア2日目を迎えた。今日の目的の1つはゴンドラに乗ることである。
まずは徒歩5分のサンマルコ広場へ。
ドッカーレ宮殿辺りから見た運河。まさにヴェネツィア!
ゴンドラ乗り場を探す
運河沿いを歩けば無数のゴンドラを見る事ができるが、どこに乗り場があるのか?
基本は幅広の運河沿いにあるのだが、最寄りがどこにあるのかいまいちわからん。
熊太郎一家、ラッキーな事にベネチアに到着した時、一枚の紙を道端で拾った。
「散策map」。。旅行会社お手製のヴェネツィアの日本語観光マップだった。
これはラッキー。サンマルコ広場を中心とした観光マップでゴンドラの乗り場も書いてある。
この地図を頼りにサンマルコ運河沿いのゴンドラ乗り場に辿り着く。
もう観光客だらけ。日本人と違ってきちんと並んだりしていないから、誰が先に待っているのかさえわからん。
順番を気にせず人をかきわけて係の人に問い合わせたら、案内してくれて、さして時間もかからず乗船。
当時小学校低学年だった熊太郎息子は自分のカメラで写真をバシバシ撮り始める。
ゴンドラ漕ぎのオッサンの写真なんて遠慮しちゃって大人じゃなかなか撮れないよ。
やたらと橋の下(裏側)の写真が多かった。
適当に撮りまくっていた写真の中には結構な出来の写真もあった。
なにかと陸の人に注目される。
暑くてみな半袖だ。
だいたい40分くらいかな。一応40分というルールがあるらしいが、気ぜわしい熊太郎は30分乗れば十分だよ。
サンマルコ運河に出る。
お値段は80EURだった。オッサンにチップ10EUR払って合計90EUR。家族で乗ると割安だね。
その後ヴァポレットに乗ってリアルト橋へ
橋近辺で昼飯食べて、ホテルまでブラブラ歩く。
すごい人数の観光客
熊太郎娘は封蝋に興味を示し購入。
買わなかったがかわいい犬猫チェス
日本じゃそれほどでもないが、ヌテラは欧州じゃ超ポピュラー。
そんなこんなで宿に辿り着き休憩タイム。夏は暑いので朝と昼観光して午後休んで夕方再出陣するパターンが良い感じ。
再び観光 夕方〜夜編
午後の休憩を挟み、19時頃、再び出陣。
この時間になると日差しもやわらぐ。
でもまだまだ観光できる明るさ。
欧州の夏の旅はお得です。
今夜の夕食は、ちょっと安易だが、有名イタリア紹介サイトアーモイタリアさんご推薦の居酒屋さんにGO。
Alla Vedovaって店。店内は狭くいかにもって感じ。
色々頼んだけど、どれも美味かったよ。熊太郎夫妻は当然ワインを頼む。
スイスの柔らかパスタではなく、本場イタリアのパスタ。 あ〜美味い。
4人でがっつり食べて飲んで103ユーロだった。(2012年)
夕食後の散歩。空気がヒンヤリしてきた午後8時半。
熊太郎妻は若い頃からヴェネチアに行きたかったとのことで、今回その夢を叶えてあげることができました。
どこ撮っても素晴らしい風景。
21時過ぎても観光客だらけ。
サンマルコ広場もライトアップされてきた21時半ごろ。
サンマルコ広場の鐘楼
今日はまずサンマルコ広場の鐘楼に上がるのが第一目標である。
鐘楼は朝の9時オープン。とにかく観光客だらけのこの街ではどこも長蛇の列。
早起きは三文の得とばかりに家族をせきたて、鐘楼へ向かう。
これが入り口。
20分前に現地に着いたが、既に待っている人が10人くらいいた。
ここはエレベーターがあるのでラクチンである。2巡目のエレベーターで上に。
上からの眺めは絶景である。
遠くに大きな客船
眼下に広場が。
運河の向こうにはサン・ジョルジョ・マッジョーレ島
ドッカーレ宮殿方面
子供らによれば、ポケモン ラティアスとラティオスにこの塔が出てくるらしい。
その後ヴァポレットでサン・ジョルジュ島へ渡り
ここからグルッとジューデッカ運河からヴェネツィアサンタルチア駅を経由してホテルに帰る事にした。
さっき鐘楼から見た船。
サンタルチア駅あたり
その後、ホテルに預けた荷物をピックし、サンタルチア駅へ。もちろんヴァポレット(乗合船ね)に乗って駅に向かいます。
イタリアの鉃道ってこんな感じなんだけど、
我々が乗るのはこの特急。ローマ行きです。
13:32 ベネチア発 17:19にローマ着 ここは長旅なので1等車を選択。それでも4人で301EUR。当時1人8,500円(2023年だとこの1.5倍くらいかな)だから新幹線に比べても安いよなイタリアの鉃道。
熊太郎一家の観光行程
参考になるかわからんが当時中学生と小学生の子供2人連れての観光行程は以下の通り。
一日目
16:40 ベネチアーサンタルチア駅到着
駅から歩いてホテルへ
20:30〜21:30 近くのトラットリアで夕食
二日目
午前中
サンマルコ広場
サンマルク寺院
ドッカーレ宮殿
ゴンドラに乗る
14時ごろ リアルト橋近辺のレストランで昼食
17時〜19時 ホテルで休憩
20時ごろ イタリアン居酒屋で夕食
21:30 ホテルに戻る
三日目
9時前 サンマルコ広場の鐘楼(上に登る)
10:30 サンジョルジョマッジョーレ教会
ホテルに戻って荷物をピックして駅へ
13:32 ローマ行きの電車に乗る
ベネチアまとめ
ベネチアに行ってどこに行くか?何を見るか?
熊太郎的な回答をするならば、どこ行っても何を見てもオッケーです!ぶらぶら歩くだけ、ヴァポレットに乗るだけでも十分この街を堪能できます。(あと美味しいものは食べたいね)
もう町全体が美術館みたいなもんで、どこを撮影しても絵になる光景ばかりである。
だいたい自動車の乗り入れができず、水上交通で成り立っていること自体非日常感満載。そして我々がイメージする中世イタリアの建物がそのまま残っていて、もう現代のテーマパークなんて足元にも及ばない街である。
楽しみ方は、人それぞれ。シニア世代にアドバイスするとすれば「しっかりと歩けるうちに行くこと」であろうか。観光旅行そのものに言えることだが。
そのためにウォーキングを欠かさないなど日頃エクササイズしておいた方が良いと思います。
熊太郎はこの時2泊3日のベネチア滞在でした。時間に余裕があれば1週間くらい滞在したいものですが、お金と時間の関係もありそうもいかない。
自分の経験からするとやっぱり丸一日観光できるような日を設定する。つまりベネチアに2泊することをお勧めします。
熊太郎の行程は1日目の夕方ベネチアに入り観光2日目は丸一日観光、3日目の昼頃次の目的地へ向かうと言う行程でした。
2023年現在、為替は大きく円安に振れ、かつ世界全体の物価高が続く世の中。ヨーロッパ旅行に行きづらい環境にありますが、お金に余裕のある方は是非ベネチアに行くことを検討して欲しいです。
この10年異常気象激しく、高潮でベネチアの街が水浸しになったり、オーバーツーリズムでベネチアに入るのに入場料を課すことを検討されていたりと何かと負のニュースの多いベネチア。
これは2012年の時の写真
こちらの写真は1992年2月、熊太郎が始めてベネチアを訪問した時の写真。30年経っても街の様子は変わらない。
でも2023年から30年経った2050年ごろ、ベネチアはどうなっているだろう。ベネチアの街、変わらないでいて欲しい。
自分の健康状態含み行けるうちに行っておくべきですよ。