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今回はスイス中央部に位置する街 ルツェルン(Lucern)を旅する話です。熊太郎がスイスに住んでいた時、何度行ったんだろう?? チューリッヒとは違う街の景色を堪能することができます。
スイス中央部に位置する美しい街ルツェルン
人口82,000人(Citypopulation.deより)のルツェルン。スイス連邦第7位の都市です。埼玉県の街と比較すれば行田市とか和光市位なモンです。
チューリッヒから南方向に向かって電車で約50分。東京から上野東京ラインで桶川とか白岡とかそんなイメージですかね。埼玉ネタでの比較スミません。。まぁそれくらい手軽に行くことができるんですよ。
チューリッヒにもチューリッヒ湖という大きな湖に面していますが、ルツェルンも大きな湖に面しています。
この湖の名前、なんとなく通称でルツェルン湖って言っていたりしますが、正式な名前はVierwaldstätterseeと言います。
直訳すれば、以下の単語を組み合わた言葉になります。うーん、単語をくっつけて言葉が成り立つドイツ語らしいぞ。
Vier ==> 4
Wald ==> 森
Stätter ==> 州
See ==> 湖
カタカナで記せば フィアヴァルトシュタェッターゼー って感じですかね。4つのカントン(州)、まぁ日本でいえば県ですかね。それらの州に囲まれているからそんな名前。
これはピラトゥス山から見たVierwaldstätter湖。写っていないけれど写真左端がルツェルンの街。
スイスの歴史上重要な街
突然ですがスイスの建国記念日っていつでしょう?
正解は8月1日。この日はスイスは祝日でお休みです。1291年8月1日に3つの州、ウーリ、ウンターヴァルデン、シュヴィーツがハプスブルグ家に反抗し誓約を結んだと言われているのがこの日。それらスイスの原形となった3つの州とルツェルンはとても密接な関係だったのですよ。
で、先ほどのVierwaldstätter湖はそのスイス原型の3つの州+ルツェルン州に囲まれているという、まさにスイスの歴史ここに始まる的な地域なのであります。
今は4つの州ではなくウンターヴァルデン州がニトヴァルデン準州とオブヴァルデン準州に分かれているので5つの州に囲まれていることになっちゃってます。だからってFünfwaldstätter湖(Fünf=5)と名前は変えないのね。
チューリッヒからルツェルンへ
チューリッヒから南方面(ルツェルン方面)には1時間に2本と結構頻繁に電車が出ています(熊太郎調べ)
ルツェルンに向かう途中の車窓。遠くに見えるはピラトゥス山。
乗り換えもなくサクッと到着
ルツェルンの駅の構内。近代的です。構内にスーパーなんかもあるので、ここで軽食や飲料を買いましょう。
ルツェルン街歩き
ルツェルン駅に到着し外に出たら、例のVierwaldstätter湖が迎えてくれます。
1. まず見るべきポイントはこれ。ヨーロッパ最古の木造橋「カペル橋」です。まぁ見たくなくても目に入るんだけどね。
でもね、1990年代に大半が焼失。あ〜あ残念。
カペル橋の中。この頭上三角のところに絵が描いてあるんだけど、これらも当然大半焼失。
2. お次はこちら、歴史の教科書でお馴染み、イエズス会の教会です。
1666年から1667年に建造されたバロック建築の教会(教会のオフィシャルサイトより)
中の写真はこちら。とても綺麗であります。日中特別な日でなければ、入口の扉は開いています。もちろん見学はお静かにね。
神聖な気持ちになって外に出、ロイス川を渡ります。カペル橋を渡るも良し、違う橋を渡るも良しです。
こちらの橋からカペル橋を撮影するのも良し。
向こう岸の川沿いはレストランと商店がたくさん。
この辺りは商業街。ウィンドウショッピングをしつつ次の目的地に向かいます。
3. お次はこちら「瀕死のライオン像」
2019年末に訪問した時は周辺が工事中でした。
スイスの1つの産業!?として傭兵業(っていうのかな)がありました。つまり兵士として他国に仕えるお仕事。フランス革命の時にフランス王家に仕えていたスイス傭兵は迫り来る民衆に対し、最後まで戦い抜き、最後は処刑されてしまいます。主を守るための忠誠心と勇気を表しているモニュメントです。
矢が刺さっていてライオンさんが盾を守っています。
傭兵ネタですが、バチカン市国の衛兵は今でもスイスの兵士なのは有名な話。
4. Vierwaldstätter湖畔を散歩
ライオンを見た後は湖畔に出てルツェルン駅方面に戻って行きます。最後に訪問したのが2019年末。クリスマス前なので大きな木がクリスマスツリーになっていますな。
湖畔の道にはモミの木が売られていました。
遠くに見えるはピラトゥス山
チューリッヒ湖に比べて山が近いです。
足を伸ばしてスイス交通博物館へ
鉄道好き、子供連れの方はバスに乗り、足を伸ばしてスイスの交通博物館に行ってみるといいと思います
交通標識がたくさん
鉄道のみならず飛行機、船、さまざまな交通機関の博物館です。
埼玉は大宮の鉄道博物館に比べたら洗練さもなく若干古臭いのですが、異国の交通博物館を見る機会もなかなかないと思いますので、時間があればいかがでしょうか?
小さいお子さん連れの方だと楽しめるのではないかと思います。熊太郎が訪問した時、息子が小学校低学年だったのですが、とても楽しそうにしていましたね。
旅のまとめ
想定タイムスケジュール
2022年のSBB時刻表をベースに考えてみます。
9:10チューリッヒ中央駅出発。9:53にルツェルン着。
その後観光スポットを散歩。所要時間1時間、お店に入る時間もカウントすれば2時間ですかね。半日あれば十分観光できます。
交通博物館に行くならプラス2〜3時間てな感じでしょうか。
せっかくならリギ山やピラトゥス山に行った帰りに寄るというのが有意義な一日の過ごし方と思います。
熊太郎独自 オススメ評価
★★★★★★★★★★ 10 アクセス →チューリッヒから片道50分
★★★★★★★★★★ 10 シニア向き →街歩きですからね
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4 満足度 →やはり山に行ってこそのスイス。ただしリギ山やピラトゥス山とのコンビネーションで計画すれば★の数は増えます。
★★★★★★★★☆☆ 8 天候に左右されない度 →山や湖が煙って見えないと残念ですがね。
★★★★★★★★★★ 10 季節に左右されない度 →夏でも冬でもOKです。
何回も書くけど山とのコンビネーションが良いと思います。