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さてさて、スイスはチューリッヒから日帰りかつお手軽に訪問できる場所シリーズ。今日はスイスの中心エリア、ルツェルン近郊の山、リギ(Rigi)山のご紹介。
熊太郎は都合3回リギ頂上に行っておりまして、その経験をベースにお話を進めていきたいと思います。
リギ山といえば昔からお手軽観光地として発達していて、登山電車も1871年開通したという歴史ある場所である。交通が発達しているということで、老人でも登山電車を使えば大して歩くこともなく頂上に到達することができる。
ルートは大きく分けて2つ。電車が色で分かれているからわかりやすい。
1. 青い登山電車のルート
2. 赤い登山電車のルート
青い電車のルート Arth-Goldau から頂上へ
まず青い電車を使って頂上に行くルートをご紹介したいと思います。いつもの通りチューリッヒ中央駅をスタートポイントとしてご説明します。
チューリッヒ中央駅の地上階は行き止まりスタイルの駅で、東京でいえば上野駅の「下のホーム」のような感じ。上野駅よりはプラットホームの数も多くずっと大きいです。
チューリッヒ中央駅から南方面、つまりイタリア方面に向かう電車に乗ります。目的地はArth-Goldau(アルト・ゴルダウ)という駅。
乗り換えなし、所要時間50分位でこの駅に到達することができます。
写真の電車は熊太郎が乗った特急車両。この車両、車好きなら泣く子も黙る!?かのピニンファリーナデザインなのであります。
向かう途中ツーク(Zug)湖を抜けていくのですが、湖越しにリギ山の姿を見ることができます。
Arth-Goldau駅に着いたら登山電車に乗り換えます。
熊太郎が最初に行った時は右も左もわからないスイス赴任直後だったこともあって駅に直結していると言うことを知らなかった。
SBB(スイス国鉄)の目の前に青い電車が止まっているので乗り換え駅としては間違いないのはわかっていたのですが、登山電車の乗車ポイントがわからずどうしたものか周りをキョロキョロしていたら、多くのハイキングの装備をした方々が目に留まる。
これはこの人たちについていくしかない!と思いその後をついていったところ、登山電車の駅にたどり着いたのですが、熊太郎が到着した場所は登山電車としては1駅先の駅だった訳でして、実際はスイス国鉄の駅に直結したところに始発駅があります。
ここからアプト式って言うんでしょうか。真ん中にギザギザ歯車がついている電車に乗って出発です。
そんなスイスビギナー時代に青い電車に乗った熊太郎。そこからぐんぐん頂上に向かって電車は進んでいきます。所要時間およそ45分でリギ山頂エリアに到達することができます。
最初に行った時は10月の後半だったのでスイスの気候はすでに日本の晩秋のような気候。空気はヒンヤリ。それなりのジャケットを持っていかないと痛い目に合います。
頂上はお隣の?山、ピラトゥス山に比べるとかなりシンプルです。歴史のあるホテルが1つありますが、小さな展望エリアがある位で質素な感じです。眺望はピラトゥス同様晴れていれば周りを一望できる素晴らしいところでございます。
その頂上にあるホテルに軽食を取れる場所があるのでそこで飲み物を買うことができます。
赤い電車のルート Vitznau から頂上へ
続きまして第2のルートである赤い電車に乗って山頂に到達するルートを紹介。
赤い電車はVitznau(フィッツナウ)という湖に面した場所から出発します。ここには国鉄の駅がないので車で行く、もしくはルツェルンから船に乗ってVitznauにアクセスします。
フィーアヴァルトシュテッテ湖(ルツェルン湖)のほとりにあるVitznauにで降り立ったら、あとはいたって簡単。目の前に赤い登山電車が停まっています。
スイスの観光、いや世界の観光自体皆同じですが、天気が良いととてもいい景色。船の到着と赤い登山電車の運行ダイヤは連携しているので、大して待つこともなく登山電車に乗ることができます。
Vitanau駅ですが、大した施設はなく、湖のほとりに売店が1つある位です。車でアクセスする場合は近隣の駐車場に駐車。周りに大きなスーパーマーケットがなくスイスのローカルスーパーがある位です。売店やスーパーで水や軽食を買っておくと良いと思います。
Vitznau駅は車両基地になっているので、ターンテーブルや車庫等電車好きには興味がある設備が見られます。
電車に乗り込み40分位で頂上に着くことができます。
ピラトゥス山もそうですが、登山することもできます、登山電車に乗っていると山登りというかハイキング的な感じで歩いている方々を見ることができます。熊太郎は自分の足で登ったことないですが、ピラトゥスより難易度は低いと思います。
リギ山頂上エリア
青い登山電車と赤い登山電車は頂上付近で並走するような形になるので、これまた電車好きにはたまらない光景かも。
こちらの電車は冬季も運行されています。(下の公式WEBサイトをチェックの上訪問してね)
先日記述したピラトゥス山と近い位置関係。山の形はピラトゥスがゴツゴツした男っぽい山に対しリギは緩やかな形をしていて女性っぽい。
晩秋ともなれば標高1,750mの山頂は寒い。しかも強風。薄手のコートしか持っていないのでこりゃ辛い。
遠くのアルプスは雲多いけれど、なかなかキレイですよ。(写真は12月)
しかしながら頂上にホテルが一軒あるくらいで綺麗な建物の中にお土産屋とかがあるピラトゥスよりもショボい感じだ。(写真は12月)
まとめ
ピラトゥス山の時も書いたけど、山への訪問で大事なのは、自分の体調と服装と天気予報だ。
天気予報。スイス滞在期間熊太郎が使っていたメテオセントラルというサイト。
http://www.meteocentrale.ch
ここで天気予報を確認し、あいにくの天気だったら違う目的地を探した方が良い。天気が悪いと視界が悪く、満足度半減以下になります。
夏でもひんやりしているので、防寒のヤッケ(ドイツ語)は必要です。冬場は防寒必須。もちろんコートの下はセーターなどを着るように。
そして自分の体調。人によっては標高高いところに行くと調子悪くなっちゃう人は特に注意してください。リギは2,000mないので、それほど気にする必要もないけど。
想定タイムスケジュール
2022年のSBB時刻表をベースに行きは青い電車、帰りは赤い電車に乗ることを想定してみます。
8:05チューリッヒ中央駅出発。アルトゴルダウ(Arth-Goldau)に8:45到着
9:08に登山電車出発 9:47に山頂到着
山頂の景色を堪能し、今度は赤い登山電車で下ります。
11:00山頂駅発、11:40フィッツナウ(Vitznau)着
11:49フィッツナウからボートに乗ります。そしてルツェルンに12:47到着
その後ルツェルン観光すると丁度良い一日観光デーになります。
熊太郎独自 オススメ評価
★★★★★★★★★☆ 9 アクセス →チューリッヒから山頂まで片道3時間
★★★★★★★★★★ 10 シニア向き →登山せずお手軽に歩いて山頂に到達
★★★★★★★★★☆ 9 満足度 →登山電車好きの方はピラトゥス山より良いかも
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4 天候に左右されない度 →満足度は天気次第
★★★★★★★★☆☆ 8 季節に左右されない度 →冬でもOK。だけどやっぱり夏ですよ。
やっぱりスイスに行くなら山を堪能しないとね。
個人的にはお手軽山としては リギ<ピラトゥスかな。