この記事の概要
- 浦安市役所近くに郷土博物館ってのがあるんだよ。入場無料
- 昔々の浦安の街を再現しているこの博物館、三丁目の夕日的な空間を味わえます。
- 元々浦安は漁業で栄えた街。埋め立ての歴史を学べます。
久々に千葉県浦安市を訪問
2月最初の土曜日、 浦安市文化会館で開催されたクレイジーケンバンドのライブを目的に、20年ぶりに浦安を訪問した。 もちろんディズニーランドの方、つまり新浦安には20年の間に行っているんだけれども、東西線の浦安を降りて街を歩くなんてのは実に久しぶりである。
ここからコミュニティバスに乗れば10分とかからないのだが、ちょうど良い時間のバスがなく、熊太郎は徒歩で博物館に向かった。
距離は1.6km。徒歩20分ちょいのところにある。
浦安市郷土博物館
開館時間9:30〜17:00 熊太郎は16:00くらいに到着。だってこの後17:00からクレイジーケンバンドのライブがあるからね。閉館ギリギリです。
入場料はなんと無料! 素晴らしい! で基本は月曜日休館とのこと。詳しくは浦安市のページで確認してください。
これが入り口。
立派な建物です。市のHPによると平成13年に今の展示になった模様。
この博物館、昔から存在は知っていたのですが、なかなか浦安に寄る機会がなく訪問せずじまいでした
何が魅力かって、戦後間もない頃の浦安の街並みを再現しているというところが熊太郎の心に刺さるのであります
浦安市の大半は埋め立てです。埋め立て前は漁港で、浦安近海は格好の漁場だったと聞いています。その後昭和40年代に漁業権放棄&埋め立てが開始され、この浦安市文化会館あたりから先は埋立地
その昔の浦安を今にとどめるということで作ったと思われる。
まず入場すると、浦安市の歴史のコーナーがあり、その浦安の歴史をたどるような見学構成になっています。埋め立ての歴史や埋め立て前にこの辺で獲れたような魚たちの水槽が展示してあります。
この辺までは写真撮影NGだと思っていたので、残念ながら写真がありません (写真撮影OKだった)
見学後下のフロアに降りると浦安の街並みの再現コーナーに入ります。
テレビで観たことがあるので、なんとなくこんなところだなって言うイメージはあったんですけど、しっかり移設というか作リ込まれていています。
結構感動します。タイムスリップ感がありますよ。
べか舟 という一人乗りの漁獲用の船が浮かべてあります。
もう陳腐な言い方ですけど、3丁目の夕日の世界です。
調べたらこの街並みは昭和27年、つまり1952年の頃を再現しているのだそうです。
映画のポスター。「カルメン故郷に帰る」は1951年の作品。しっかり時代を合わせていますね。
この映画、国産初のカラー映画。軽井沢を舞台にした映画でね、草軽電気鉄道という今はなき鉄道が出てくるんですよね。
↑その草軽電気鉄道の跡地を辿ってみた旅の話です。
これたばこ屋さん
いきなりタバコ屋さんがあって店頭でタバコを売ってるような形になっていて、住居&店舗のような作りの家が(多分)保存されていて、住居エリアの方まで見ることができます。確かに熊太郎が子供の頃、1970年代だって奥にこたつが見えるような店、まだあったもんなあ。
入場料がフリーと言うこともあって、近隣の子供たちが昔の遊び、例えば竹馬とかコマとか楽しんでいる姿が見られます。
これは船宿
これは天ぷら屋さん。
内装も再現されています。
今であれば畳敷じゃ足が辛く、掘りごたつじゃないと行かない!っていうような時代ですけど、当時はこんな感じであぐらをかいてお酒を飲み天ぷらを食べてたんじゃないかと思います。
こんな世界に今更住むのは大変だと思うけど、
タイムスリップができるなら一度こういうところで飲食してみたいなと思ってしまいます。
その他風呂屋だとか寿司屋だとか、
いかにもその板張り壁、瓦屋根、そんなような建物がいくつも並べられています。
これを目的に訪問するって言うとなかなか足が向かないかもしれないけれど、何かの折に東西線側の浦安に用事がある方は立ち寄ってみると面白いですよ。
博物館に入らなくても見られる
熊太郎は、ささっと見たのちに隣接する浦安市文化会館で行われたクレイジーケンバンドに向かったんですけど、
↑クレイジーケンバンドのライブ鑑賞記
文化会館に向かう際、上からも街並みを見ることができました。
この電柱も良い味出しているよね。
<了>