イタリア ヨーロッパ旅

シチリア島 夏休み家族旅行1 

このシリーズは家族でスイス連邦チューリッヒに住んでいた2013年の話になります。

夏休み 家族旅行の行き先は?

このピンボケ写真。

これ「ただいま5:30のチューリッヒ空港の駐車場」という写真。

熊太郎一家が夏の旅に出かける時の一枚である。

空港の駐車場にも松竹梅があって、ここは露天の安い駐車場、しかも空港のターミナルまで歩いて十数分と遠い。

5日間で88CHF。これでも最安の部類である。(2024年時点の駐車場料金はなんと157CHFです)

なんでこんなに早い時間に空港にいるのか?
それはこの時間にしか飛行機の便がないからだ。

出発時間は6:20。ということは荷物を預けることを考慮すれば5:30にはカウンターに到着したいところ。でも熊太郎家から始発に乗ってもこの時間に着くのはちょっと厳しいのだ。

ということで、やむなく車で空港に来たわけである。

この夏の目的地はイタリアのシチリア島である。熊太郎家、2013年の夏に家族を日本に返すことに決めていた。(熊太郎の駐在は継続)

ということで家族が日本に帰る前に皆で最後の旅行をすることにしたのだ。

目的地はどうしても南に目が向いてしまう。前年の2012年もイタリア8日間の電車旅行をしたのだったが、奇しくも2013年の夏の旅もイタリアになった。

2012年の夏のイタリア旅行はこちら。

夏の楽しい旅でありながら、最後のヨーロッパ家族旅行というちょっと寂しい旅なのである。

コストセービングに努める

シチリア島へは当然ながら飛行機で。

これがその時のチケット。6:20にチューリッヒ空港発 シチリア島のカターニアに8:20に到着する便。

大人往復560CHF、4人で2,140CHFは熊太郎家のヨーロッパ旅行としては破格な費用。飛行機代だけで20万円(当時1CHF=100円程度でした)を超える。残念ながら仕事の合間をぬっての家族旅行なので、飛行機のチケットを前もって買うことができない。

この記事を書いている2024年夏、いかほどコストがかかるのか調べてみました。

当時利用したエアベルリンは経営破綻しもうこの世にはない。現在はエーデルワイス航空というスイスエア傘下の航空会社が直行便を出している。

調べたら思いの外高くなかった。一人340CHFだったよ。でも為替がとんでもないことになっているから日本人にとっては厳しいけどね。2013年当時は1CHF(スイスフラン)≒100円台、2024年の今は170円近辺だからね。

Delayの憂き目に遭う熊太郎一家

過去の旅行においてストやキャンセルとか交通機関のトラブルはほとんどなかった熊太郎一家。
しかし、ついにその時はやってきた。

空港の出発便の一覧表示をチェックすると見事に「Delay」の文字がAirberlinのフライトに点灯している。

しかも出発予定時刻が4時間後と来たもんだ。。。。。

なすすべもなく、空港で待ち続ける。空港内のバーガーキングで暇をつぶすも4時間はもたない。

そのうち空港の椅子で娘は寝始める。熊太郎自身もウトウトと。

ようやく飛行機は出発。その時10:30頃。これだったら車で空港に来る必要なかったよ。。。

まぁキャンセルになるよりはマシか、と気持ちを切り替えた(はず)

日本もLCC、ローコストキャリア、例えばピーチエアとか定着しているが、欧州では昔っからいくつかのLCCが運行している。

そのうち書くが英国系のEasyjetなんて代表的な会社である。

今回シチリア島に行く際、先に述べたエアベルリンという今ないけどドイツ系航空会社を選択した。一応カテゴリーとしてはLCCに分類されるのだろうが、LCCというにはそれほど格安感はなかった。

ちなみにこの会社、ワンワールドに加盟していたので利用するとJALのマイレージに加算できた。

チューリッヒからのカターニア行きは、エアベルリンの他、当時スイスエアが運行していたのだが、フライトの時間が熊太郎の計画に合わなかった。

利用はこれが初めてではなく、チューリッヒ-デュッセルドルフでは仕事で良く使ったものだ。

感動的な格安感はないけれど、スイスエアより安かった記憶があります。

この旅においては4時間遅れというひどい仕打ちを受けたが、その他の利用では、問題なかったです。

チューリッヒからはデュッセルドルフやベルリン、スペイン系のリゾート地にはダイレクトフライト便があったほか、ワンワールド系でのコードシェア便がたくさん運行していた。

スイスエアの次に乗った飛行機、エアベルリン。安かろう悪かろうの飛行機会社ではなかったんだけどな。残念です。

カターニア到着

本来なら8:30頃到着する予定だったカターニアに4時間程遅れて到着。

機窓から見えたシチリア島は欧州本土と違って岩の色が目立っていた。時折見えたのはオリーブかレモンかって感じ。

そして降り立ったカターニア空港はルーズな南国な感じで、しかもローカルな雰囲気が漂っている。

預けた荷物を受け取ったらその先にあるのは狭い通路。そして出口を通ると下の写真のとおり。

ここからカターニア駅へ向かうバスを待つ。
日差しがいかにも南国で暑い。

チケット売り場でこのチケット(1EUR)を買い求めバスを待つ。

この空港前の広場、なんか物騒。野犬が群れをなしてウロウロしているんだよね。
10分くらいしてバス到着

15〜20位で駅前に到着。

目的地はタオルミーナ

イタリア国鉄駅で今回の旅の最終目的地タオルミーナまでの切符を購入。カターニアから北上する。

ネットで調べたら3.95EURって表示された。所要時間は40〜50分。40〜50分電車に乗って500円って割と安いよな。(為替は当時1EUR=120円くらいだったのよ)

 

カターニアの駅で電気機関車を発見。汚ねー。いかにも南ヨーロッパって感じだぜ。

乗る電車はヨーロッパで一般的な車両。シーメンスかアルストム製だろうな。

向こう側のホームにはどこに行くのかわからんが1輌の列車が止まっていた。

途中停車したアチレアーレ駅

その後スコールが降ってきた。うーむ南国だぜ。

駅と駅の間はオリーブ畑やレモン畑が見える。もうすぐタオルミーナ到着。時計は15時を回っている。

途中スコールがあったものの、タオルミーナあたりの天気は良好。

15:20 ようやくタオルミーナ駅に到着、

朝5時に出て15時に到着。10時間かかったよ。途中飛行機が4時間遅れたのが痛かった。

まぁ無事についたのでよしとすべきか。

タオルミーナ駅 (つづく)

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