Contents
- 1 2024年終盤の角松敏生氏
- 2 インストアルバムが発売される!
- 3 角松敏生と熊太郎
- 4 角松敏生(の音楽)との出会い
- 5 1987年 Sea is a Lady 発売 Summer Medicineシリーズ始まる
- 6 今でも悔しい有明アリーナライブ
- 7 1988年 Breath from the Season Tokyo Ensemble Lab
- 8 1989年 Guitar workshop in Hawaii Pacific coast jam
- 9 1990年 Legacy of You Summer Medicine 第四弾
- 10 1992年 ハミルトンの夏休み
- 11 1996年 DISPENSATION JIMSAKU
- 12 2017年 She is a Lady 2017 発売
- 13 そして2024年年末 Tiny Scandal 発売
2024年終盤の角松敏生氏
さて2024年も終盤。角松氏(以降角松と書かせていただきます)の12月までのライブの予定が発表されましたな。
すでに行われているけれど、東京・大阪のBillBoardライブが11月初めまであって、12月は恒例の東京・大阪ライブが予定されている。
12月のライブは昨年のTOKYO DOME CITY HALLから変わり、三軒茶屋の人見記念講堂で行われる。
人見記念講堂のキャパはだいたい2,000人
熊太郎がここを訪れるのはなんと39年ぶり!写真のとおり1985年のカシオペアのライブ以来です。
↑カシオペアと熊太郎の話はこちら
東京のライブは金・土の2Days。SNS とかで金曜と土曜に申し込んで金曜当選、土曜落選の人の書き込みを見かけます。結構人気が高いのかね。
熊太郎は土曜日一本勝負で申し込み、無事に当選!一人での申し込みだったからかな。あるいは運を持っているのかもしれません
インストアルバムが発売される!
10月中旬に嬉しいお知らせが届いた。
「34年ぶりにインストアルバムを発売する」とな。
こりゃビックリよ。で10月のBillboardでインスト曲を演るとの情報を察知し、久々に一般発売の日、PCの前に陣取り12時きっかりにチケットをゲットしたのであります。超楽しみ。
角松敏生と熊太郎
なんでこんなにはしゃいでいるかって?
熊太郎にとって角松敏生の音楽は歌が入ったフュージョンという気持ちでファンになったから。
角松敏生と熊太郎の話をすると多分自分の人生を語るようなものになってしまい読む気も失せる壮大なものになってしまうので、今回はインスト角松と熊太郎の話ということで過去の記憶などを頼りに勝手に書いてみたいと思います。
角松敏生(の音楽)との出会い
今から遡ること35年以上前、高校3年生の熊太郎は受験生。悶々とした日々を送っておりました。と言いながらも夏にThe Squareのライブとかに行ってたんですけどね。
↑Squareと熊太郎の話はこちら
そんな高校3年生の梅雨の頃かな、FMラジオを聴いていた時に偶然この曲が流れたのでした。「The Best of Love(シングルバージョンね)」
アルバム「Touch and Go」が発売されたのは 1986年6月11日。アルバムからシングルカットされたこの曲、薬師丸ひろ子がナレーションを務める番組があってね、夏の曲をかけるコーナーでかかったのでした。
その番組をちょうどエアチェック(死語)していて、そのテープを何度も聴いていたのでプレイリストを覚えている。
- KUWATA BANDの BAN BAN BAN
- 角松敏生の The Best of Love
- 南佳孝の Prom Night
- サザンの 夏をあきらめて
- 稲垣潤一の 夏のクラクション
こんな曲順だった。高校時代の大半はフュージョンやジャズに傾倒していた熊太郎、歌モノを聴くような高校生ではなく、おニャン子クラブにも興味なく、全くもってモテる要素のない高校生でしたw
話はThe Best of Loveに戻すと、あの曲、歌はあれどもスラップベースや間奏のギターなんてまるっきりフュージョンじゃないですか!しかも角松自身もギタープレイヤーときたもんだ。
なにより初めて聴いたThe Best of Loveがシングル版(1986年5月5日発売)だったのはまさに運命。アルバムバージョンは間奏はキーボードのソロなのよ。シングル版の方が高音が強調されていてしかもギターソロが夏っぽくスカッとしているのですよ。(その後だいぶ経ってから絶版のシングル版をゲットし、家で眠っています)もしかするとアルバム版が流れていたらここまでハマらなかったかも。
そんな角松の他アルバムを聴けば”歌がなかったらフュージョンじゃん!”的な楽曲がたくさんあることが解った熊太郎、どっぷりと角松ワールドにハマっていったのでした。
1987年 Sea is a Lady 発売 Summer Medicineシリーズ始まる
その後、熊太郎はあえなく浪人します(笑)
そんな浪人中の1987年7月1日、熊太郎の音楽人生にとって大きな出来事が起こります。
この日は角松のインストアルバム「Sea is a Lady」が発売された日。
ファンになったボーカリストによるまさかのインストアルバム発売。Summer Medicine シリーズと名付けられたインストシリーズ。第一弾がこれでした。熊太郎はもちろんこのアルバムにハマります。これってもうフュージョン専業ミュージシャンよりバリフュージョンじゃないですか!
ミュージシャンもそう。村上ポンタさんや数原晋さん(お二人とも残念ながら亡くなってしまいました)そしてゲストでカシオペアの櫻井哲夫さんも参加されたこのアルバム。だいたい角松バンドのメンバーってそのままフュージョンバンドを形成できるようなメンバーですからね。
写真のCD、もちろん当時購入したものです。37年もの! 買ったCD は カセットテープに録音しドライブのお供にしていましたねぇ。
CD購入特典でこのジャケットと同じ写真のポスターをゲットして、部屋の壁にずっと貼っていましたね。
今でも悔しい有明アリーナライブ
このアルバムとともにライブツアーが行われます。
当時の広告。まめな浪人生熊太郎。切り抜いて日本史のノートのウラの方に貼ってあった(笑) This is my Truthも懐かしいね。このシングルも屋根裏に眠っているな。
広告の右端に「今回の角松はギタリスト角松。ボーカリストとしてのコンサートツアーは当分ない」と書かれている。
ツアーの千秋楽である有明コロシアム(当時は屋根がなかった)のライブに浪人生のクセにどうしても行きたくて申し込んだんだよな。でも振り込みミスがあって払い戻しされてしまい行けずじまいだった。これは熊太郎の角松ヒストリーの中で3本の指に入る悔しい出来事だ。(残り2つは、20周年ライブの台風中止とTOKOYO Specialに行かなかったことです)
この時はJadoesがOpening Actで演奏していたんだよね。S席4,000円って安いね!
セットリストのサイトを見ると、この時はインストアルバムを一通り+Elenaとかルーサーヴァンドロスの名曲「Never too much」を演っていたようだね。あー、生で聴いてみたかった!
ジャングルフィーバーとか演ったんかな?
1988年 Breath from the Season Tokyo Ensemble Lab
有明コロシアムに行けなかったからかどうかはわからんが、その運を受験に温存した結果!?熊太郎は大学生になります。
その年、1988年にはTokyo Ensemble LabがBreath from the Seasonをリリース、角松作曲の1曲目Lady Oceanも夏全開なアルバム。そういやSea Lineはマイルドセブンメンソール、Lady OceanはマイルドセブンFKのCM曲になっていましたな。当時はタバコのCMはTVの華みたいな位置付けだったもんな。これらもとても爽やかなイメージ。時代だね。
ちなみにこのアルバムはSummer Medicine 第二弾ということになっている。
1989年 Guitar workshop in Hawaii Pacific coast jam
これは企画もののアルバム。1989年7月28日発売、角松も4曲楽曲を提供しています。
当時の角松の打ち込みサウンド全開です。1曲目と2曲目のキーボードは小林信吾さんです(この方も亡くなってしまいましたなぁ) 熊太郎は角松トラックのうち2曲と8曲目が好きだな。
この年、角松は斎藤ノブのユニットでありアルバム名である「NOBU CAINE」(1989年1月25日発売)にゲスト参加し、アルバムの中で「Night in KOZA」という曲を提供しています。いま思えばコザって街(コザ市 現沖縄市)があるのも角松から教わったんだなぁ、と思う50代の熊太郎。
そしてもう一つ、青木智仁さんのアルバム「Double Face」をプロデュース
これがSummer Medicine シリーズ第三弾
1989年7月25日発売
このアルバムにおいても角松が楽曲を提供。Manhattan Love Affairとかね。
1990年 Legacy of You Summer Medicine 第四弾
角松敏生名義のインストアルバム第二弾!
これも大好きだなぁ。何回聴いたんだろうってくらい聴き倒している。1990年7月25日リリース
その時のツアースケジュールがこれ。これ行けなかったんだよなぁ。
この時熊太郎は大学3年生、8月後半まるまる北海道に行ってたんだよね。だからライブに行けなかった。旅行もあってお金なかったんだと思う。これを見るとツアーで横アリなんてあったんだね。
セットリストを調べるとLegacy of Youのアルバム楽曲を一通りやっていたようですね。そして斎藤ノブさんとポンタさんも参加している。
2曲目のSUMAのミュージシャンは以下のとおり。いやはやすごいメンバー。そして残念ながらこの世で二度と集まることができないメンバー
Guitar 角松敏生
Rhythm Guitar 鈴木茂
Bass 青木智仁
E.Piano 小林信吾
Minimoog 難波正司
Drums 村上ポンタ秀一
Percussion 斉藤ノブ
Sax 本田雅人
Trumpet 数原晋
Trombone 村田陽一
このアルバムの3曲目がAt Canal Street Clubって曲でね、
このタイトル名と同じバーが札幌にあってさ、後年札幌出張の時に寄ったんだよなぁ。(独りでw)
シングルカットされたParasailも家にありました。
1992年 ハミルトンの夏休み
1992年6月21日発売のシングル「夜をこえて」のカップリング曲
あまりこの曲知られていないかな。アルバムに収録されていないしね。
この曲、熊太郎の結婚式のお開きの曲として使用させていただきました(笑)
6月に結婚したので披露宴中は「June Bride」も使わさせていただきました!こうなってくると角松敏生は人生の一部だねw
1996年 DISPENSATION JIMSAKU
角松御大が活動凍結中の1996年 JIMSAKUのプロデュースをしています。
超絶技巧の神保さん櫻井さんの演奏が堪能できます。インスト楽曲は提供していませんけどこれも角松インストの歴史の1ページに入れても良いでしょう。
2017年 She is a Lady 2017 発売
そして1987年7月1日から30年後、このアルバムが発売されます。(2017年5月10日発売)
ジャケットも30年前に寄せて来ましたね!いやぁ嬉かったです。このジャケット見た時、大学生に戻ったような気持ちでした。(当時浪人生だったけど)
嬉しさのあまり、この年のライブ、3本参加しているよ。
まずはカナケン。これ確か1本目じゃなかったかな。Way to the Shoreで始まった時、感涙していましたよ、心の中で。
そして2公演目は地元埼玉の戸田。この時のアンコール曲がさ、IZUMO。しかもオリジナルバージョンでさ、これも感動でした。(カナケンは桃色の雲でした)
そして中野サンプラザ。こうやって見るとこのツアーの席、結構当たりだったね。
調べてわかったのだが、このツアーで2024年のニューアルバムに収録されている「Midtown」演ってるんだね。
そして2024年年末 Tiny Scandal 発売
さて、いよいよ12月11日に34年ぶりのインストアルバム「Tiny Scandal」が発売されます。
全8曲のようですね。楽曲も楽しみですが、アルバムのジャケットも楽しみです。海と角松のジャケットを想像しますが、実際はどうなんでしょうねぇ。
11月23日 ついにジャケットが公開されましたね。
11月25日 映像が公開されました。ジャケの3女子はダンサーだったのね。
フュージョン繋がりで35年以上前から聴いているミュージシャンの新譜インストアルバムを2024年に聴くことができるとは! 長生きはするもんです。ホント。
そしてそれを生で聴くことができる週末のBillboardライブ、ちょーーー楽しみです。
<参考>角松インスト関連アルバム(シングル)時系列
Sea is a Lady 1987.7.1
Breath from the Season (Tokyo Ensemble Lab) 1988.7.21
NOBU CAINE 1989.1.25
DOUBLE FACE (青木智仁). 1989.7.5
Guitar Workshop in Hawaii (Pacific Coast Jam) 1989.7.28
Legacy of You 1990.7.25
ハミルトンの夏休み 1992.6.21
DISPENSATION (Jimsaku) 1996.11.21
Sea is a Lady2017 2017.5.10
Tiny Scandal 2024.12.11