この話は2013年の10月末にスイスのチューリッヒからイタリア地中海岸方面に旅行に行った話です。
そうだ イタリアに行こう
10月の終わり。2泊3日で小旅行ができるチャンスがあったんだ。当時すでに駐在時期も終盤、帯同していた家族も日本に帰国し単身赴任状態。家にいると精神衛生上よろしくないと思い常にどこかに旅行に行こうと思っていた時期でした。
どこに行こうか考えた結果、イタリアの海岸沿いに行ってみることにしたんだ。
旅程計画
スイスのチューリッヒからミラノ経由ジェノヴァに向かい、その後、地中海リビエラ海岸沿いを東へ。
そして世界遺産チンクエテッレまで行って宿泊。
来た道をそのまま戻るのは嫌なので、そのまま海岸沿いを移動、フランスに抜けてニースから飛行機でスイスに帰るという行程。いつものとおりの弾丸旅行である。
来た道を帰りたくないという以外にもう一つニース周りにした理由があった。
それは2013年1月〜2月。コートダジュールを旅していた熊太郎一家
その足でサンレモ(フランス国境近くのイタリアの町)に行く予定だったのだが、時間なく断念したのだ。
そのリベンジ!?ということもあり、1泊目はチンクエテッレ、2泊目はサンレモに泊まることにした。
チューリッヒ出発
まずはチューリッヒからミラノまで「例の」特急を使う。
例の特急とは。。。欧州滞在中一番居心地の悪かった特急。とにかく車両がボロい。内装やトイレもいまいちという特急。

イタリアのJRとも言える「トレニタリア」とスイス国鉄共同運行のこれだ。
前回は2等車で移動したが、結構混んでいてカオスな感じだったので、今回は1等車をチョイス。
お値段70CHFだった。
(2024年11月時点で一週間後の同等列車を調べたら88CHFだった。為替は別としてあまり変わっていなくて安心。(ちなみに熊太郎はスイス在住時、スイス国鉄の半額カード”Halbtax" 英語で言うとHalf fare card を所持していたのでスイス国内区間は半額になっていたのです。通常価格は133CHFでした)
https://www.sbb.ch/en/tickets-offers/tickets/guests-abroad/swiss-halffare-card.html
2013年時点は古い車両だったんだけど、2019年にチューリッヒに行った際、偶然みかけたミラノ方面の列車はとても洗練されたものになっていました。
ミラノ経由ベネチア行きの直通列車。熊太郎調べでは直通はこの1便しかないようです。
さて、話は2013年に戻りまして、7:09にチューリッヒを出発。
チューリッヒ湖を左手に見ながら電車はルツェルンを経由し南へ向かっていく。

最長トンネルであるゴッタルドトンネルを通過。
スイス駐在中、スイス国内をいろいろ回ったが、南スイス、写真のルガーノ方面は結局訪問する機会がなかった。今回も通過するだけ。しかも雨ときたもんだ。

そして国境を越えてすぐのイタリアリゾート地「コモ」

このあたりまで来ると天気も回復。
ミラノで乗り換え
所要時間4時間でミラノ到着。→ 2024年においては新型車両導入効果か3時間15分に短縮されていた。進化しているね。
そして前回同様またも遅れるこの特急。
乗り換え時間に余裕を持たせていたが、ギリギリになってしまう。今回の旅において撮影した中にミラノ中央駅の写真がない。

そのミラノ中央駅。これは2012年7月に家族旅行した時の写真
なぜ写真がないか?それは撮影する余裕が全くなかったから。
7:09にチューリッヒを出発したオンボロ特急は10:50到着予定もミラノ中央駅に着いたのは10分程度の遅れ。まぁ日本やスイスの感覚で生きている熊太郎が悪いんだけれども。
ここで乗り換えてジェノヴァに向かう電車の時間は11:10。乗り換え時間に余裕なし。
10分の乗り換え時間の間にジェノヴァまでの切符を買わねばならない。
ダッシュし、まずは空いているチケットマシーンを探す。

これも2012年7月の写真。このようにホーム周辺にチケットマシーンがある。
とにかくクレジットカードを突っ込み、チケットを購入する。お値段19.5EUR(2013年)
2024年だと21.5EURですね。
チケットをゲットし、次の列車に飛び込む。
ほんとにギリギリセーフだった。飛び乗って30秒後に発車という位だった。

飛び乗った電車に座れる席なし。しばらく立ったまま過ごす。

ミラノから20分も走ればこのとおり農村地帯

途中のパビア駅。この列車の終点はヴェンティミリア、つまりジェノヴァからフランスの方に向かい国境沿いまで行く列車。
ジェノバ到着
そして1時間半後ジェノヴァ到着。こっちは定刻どおりときたもんだ。

天気は良好でした。
駅で荷物を預け、ジェノヴァ観光します。