イタリア ヨーロッパ旅

イタリア 秋のリヴィエラ旅6 サンレモに宿泊

この話は2013年の10月末にスイスのチューリッヒからイタリア地中海岸方面に旅行に行った話です。

1日目は朝早くスイスのチューリッヒを出発し、ミラノ経由6時間くらいかけてジェノヴァへ到着し市内を観光。そこから東に電車で移動し世界遺産チンクエテッレに到着。その中のマナローラという村に宿泊。2日目は5つの村を巡った後、フランス方面に電車で移動します。

地中海沿いを西へ大移動

スイス国内外問わず様々な電車旅を経験してきた熊太郎。車旅に比べて体力的に楽チンな電車旅。その反面退屈といえば退屈。

特に長時間乗った旅行を振り返れば、

フィレンツェからミラノ経由チューリッヒに戻った時(所要時間6時間)

チューリッヒから2回乗り換えてアヴィニョンまで行った時(7時間)

そして西フランスのボルドーからレンヌまでの移動(5時間半)

こんなところか。

今回も結構な乗車時間。13:00頃チンクエテッレを出発し、18:00頃今日の宿泊地「サンレモ(Sanremo)駅に到着する。

延々と地中海沿いを電車は走ります。

途中、ジェノヴァで乗り換え。14:45発の普通列車に乗ります。


おー、イメージする(汚い)イタリアの列車ですな。

14:45に出発した列車から下のSanremo駅までの3時間強の間の写真がない。俺はその間何をしていたんだろう?? たぶん持ってきた本で読書か、ウトウトしていたかそんなもんだったかな??

サンレモに到着


そして18時過ぎにサンレモ到着。。。。地下駅だった。そのうち紹介しますが、昔は海沿いに駅があったんだけど2001年に陸の方に線路を移設!?してトンネル駅になったんだよ。土合駅みたいだよ。


そこから出口まで延々地下道を歩く。東京大手町から京葉線の改札まで歩く位長い。

サンレモの宿泊ホテル

軽くホテルレポします。

今回のお宿はSole Mareという名前の宿。太陽と海ってところか

街の中心通りより少し海側に歩いたところにあった。

お値段84EURでした。(2013年当時)


ホテルのレセプションは1F(欧州でいう0F)ではなくエレベーターで上層階に上がったところにある。記憶では下の階は会社等の事務所になっていたような。
部屋は1人で使うには広く快適。
ホテルから海沿いの道をちょっと歩けば小さなスーパーもあるので便利です。

到着時、どっぷり日が暮れてました。街は黄金色。

綺麗です。

カメラの夜景撮影機能がプアなのでしっかり構えないとボケる。

宿に荷物を置いてお腹減ったのでホテルの隣のピッツェリアで食事する。

3日目の朝

翌朝。自室には小さなテラスが付いていて、そこから見える景色。部屋の横から見える程度だがオーシャンビュー。

正面から右手のあたり。街が見えます。

朝7時。恒例の朝散歩。海辺までは5分かからない。こっちはフランス国境方面

2012年1月、スイスに駐在して初めて海外旅行した地、南仏のマントンはこの方面である。
あれからもう過ぐ2年、時間が経つのは早いものである。

サンレモラリー

ここサンレモに泊まろうと思った1つの理由は、昔ここでワールドラリーチャンピオンシップ(WRC サンレモラリー)が行われていてその記憶があったから。
サンレモといえば音楽祭が有名(らしい)が、熊太郎的には絶対サンレモラリーである。
今は世界ラリー選手権(WRC)のイタリアラウンドはサルディーニャ島が舞台になってしまったが、熊太郎の中では今でも光輝いている場所なのです。

1980年代。グループB時代の映像。ランチアラリー037やS4、そしてプジョー205T16。この頃の印象が強烈なのです。もちろん10代だった熊太郎はカーグラTVで観ていただけでしたが。
これらの印象をきっかけに熊太郎は後年プジョー205を購入するに至ります。

最近のラリーはきちんと沿道の観客に対する警備がしっかりしているが、80年代のラリーは映像見ると無法状態だね。

サンレモ 朝散歩

さて、話は散歩に戻ります。

こっちはジェノヴァ方面。夜明けじゃ。


マントン側に日が当たってくる。


ホテル方面


防波堤みたいなのがあって、その先端から撮影しています。


海沿いの散歩道を歩く。夏は大にぎわいなんでしょう。このあたりは。


港です。


ここサンレモ。こんな土地なので、日本の熱海と姉妹都市なのであります。


中心エリア


Saint Maria of Angeliです。


気温はヒンヤリ17℃


さてここから旧市街に向かいます。

サンレモ旧市街(狭い居住区域)潜入レポ

それは一言で言い表せば「迷宮」である。

ガイドブック等では「旧市街」となっているが、お店やレストランがある市街というより昔ながらの居住区域というのが正しいと思う。
これから紹介する場所にはお土産屋やレストランの類はまったくない。ただの集落である。
東京で例えれば。。。どこだろう?開発される前の下町エリアかなぁ。

 

地図の上方にある公園が丘のてっぺんになっていて、そこから下方、海側に向かって斜面になっている。そこに潜入した。

そこは別にエントランスゲートもなければ有料でもない地域。

その「迷路」はどこからでも入れる。いきあたりばったりでスタート

いきなり建物の下の通路が登場。

地下道ではありません。

常にスロープか階段。

工事中の場所。古い集落なんだろうが、ちゃんと整備はしているのね。

もうこの辺になると来た道を帰れなくなっている。

朝こんな感じだから、夜は真っ暗ではないかしら?

丘の上の公園近くに到達。地中海が見えます。

ちょっとした教会

この日は雲が多かった。でも海と街に光が当たって綺麗。

それぞれのお家、陽が入らないんだろうなぁ。

通路の上にはブリッジが。お宅訪問してみたい。

黒ネコに出会うが無視される。

こんどは下り。

バリアフリーの「バ」の字もない通路

公道か私道かも区別つかん。

車なんて入れない場所と思いきや、三輪トラックが走り抜けていった。

また教会

少し広い道に出た。

このブリッジって傾かないためのもの??

市場に出ました。ほぼ元のエリア。

天気は曇りだが、晴れていたら南国ってイメージなんでしょうなぁ。

サンシーロ教会

以上居住区域のレポでした。

次の街へ出発

宿に帰って出発の準備です。この時8:20。

早朝散歩を終え、宿に戻り身支度。チェックアウトし再び海辺へ。


海辺のサイクリング道路。実はここは昔、線路があった場所。


ホラ、これ元サンレモ駅。SAN REMOの駅のロゴが古いタイプ。こっちがプラットホーム側。


こっちは駅正面。先日述べた通り現在のサンレモ駅は山側のトンネル内にある。

次の街、Ventimigliaヴェンティミリアに向かうに当たって、鉄道での移動も考えたが、駅まで遠かったのと、良い時間に電車がなかったので、海沿いを走っている路線バスを使うことにした。


サンレモ=>ヴェンティミリアまで20km弱。バス代2.5EUR

サンレモのまとめ

たぶん日本からの一般旅行者はこの街に立ち寄ることはないのではないか?短時間いただけだが、熊太郎はここで日本人に会うことはなかった。

でも古い集落は熊太郎がイメージするイタリアというか南ヨーロッパのイメージそのもの。

下手な観光地よりずっと印象深かった。まぁ人生二度と行くことはないと思うけど。

熊太郎独自 オススメ評価(旧市街(建物ひしめく居住区域)を見ることを前提とした評価です)
★★★★★★★☆☆☆ 7 アクセス →ニースから電車で90分くらいです。
★★★★★★☆☆☆☆ 6 シニア向き →温暖ですけどね。旧市街が目的だと坂が多くて辛いね。
★★★★★★★★☆☆ 8 満足度     →熊太郎的には満足でしたが、一般人はどうだろう??
★★★★★★★★☆☆ 8 天候に左右されない度 →雨少なく日差しもたくさん!
★★★★★★★★☆☆ 8 季節に左右されない度 →夏でも冬でもOKですよ。

古い建物マニアの人のみおすすめします。サンレモ。

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