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効果発揮!Apple Airtagで認知症気味の親の行き先がわかった話

今回の話は認知症気味の父の自転車に装着したAirtagがその効果を発揮したという話です。


Airtagを装着した話はこちら

老人の居場所を知る目的で使用する場合のAirtagの良いところ悪いところ

Airtagを購入して半年。実際に使ってみた感想を記したいと思います。

【使用形態】
自転車に取り付けて使用しています。父は徒歩で移動することは稀で、ほぼ100%自転車移動なのです。

Amazonでこのベルを購入し使用しています。

【Airtagの良いところ】
・iPhone連携、「探す」というアプリを使って場所が容易にわかります。
・Airtagが埼玉にあったとして、熊太郎(iPhone)が北海道にいてもその所在がわかる。

【イマイチなところ】
・リアルタイムで把握できない。これは許容範囲ではありますが、リアルタイムで表示というレベルではなく、感覚的には5〜10分前の情報が表示されるようなイメージだ。 落としたもの、忘れ物を把握するのが目的で作られたんだろうからそういう目的であれば問題ないのだろうけどね。
・位置情報が精緻ではない。実際に表示される場所が若干ずれている。 まぁラフに把握するくらいならOKってとこかな。

熊太郎父 いなくなる

上述の通り半年ほど前、記憶力が衰えた父のために自転車にAirTagをつけた話をここに書いた。
自転車に乗ってしばらく帰ってこなくて、結局道に迷って隣の市で親切な方に保護され事なきを得たのだ。

それをきっかけにAirtagを装着した。その後は問題なく過ごしていたんだけど、ついにその効果が感じられる時が来た、というか来てしまった。
それは熊太郎が仕事をしていたら娘から連絡があったことから始まった。

娘から、
「じいちゃんが2時間ぐらい帰ってこない」
「AirTagの位置情報でどこにいるか見てみて」と。

熊太郎慌ててiPhoneの「探す」アプリで居場所を確認。そこに表示されたのは本人の行動範囲を大きく外れた地域の地図だった。

しかも表示された場所が交通量の激しい片道2車線の幹線道路。オイオイこんなところを自転車で走っていたら車に轢かれてしまうよ!

急ぎ家に戻ることを決意し、熊太郎妻が運転する車で現地に向かうことにした。

30分くらい経っただろうか。自転車の場所が更新され、幹線道路から外れた公園沿いのエリアに表示されていた。とりあえず生きていることが証明されたわけで、ほっと一息。

車の助手席に乗っていたら娘から連絡があり、

「親切な方から連絡があり、おじいちゃんを保護したって」とのこと。

結果としては、見知らぬデイケアセンターのスタッフの方が父に声をかけてくださった。父に質問したら家の電話番号を教えてくれたので連絡したとのこと。直近のことは全く記憶に刺さらないんだけど、電話とか住所とか生年月日とか言えるのです。

で熊太郎がそのスタッフの方に連絡して終了。父はそのデイケアセンターで楽しそうにお喋りしていました。声かけて頂いた方が介護関係者だなんて父も運が強い。。

まとめ

ということで日が暮れる前に父を発見することができたのも、最終的にはデイケアセンターの方のおかげであったが、Airtagでどこらへんに行ってしまったのかがわかるのはとても便利。

ランニングコストもかからないし、安心料としての費用を考えれば安いもんです。

Airtagの他に自転車に自宅の電話番号の札をつけておくとより安心と思います。(熊太郎父の自転車にはつけてあります)

 

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