2013年の夏、熊太郎がスイスのチューリッヒに住んでいた2013年夏の話です。
家族で暮らしていたんだけど、子供の学校の関係で1学期が終了したところで家族を日本に帰したんだな。そのお別れの日の夕方の話です。
熊太郎家族、日本に帰国する
チューリッヒから成田に向かう直行便の出発は当時13時
お見送りをした後は、会社に行き通常業務した。
そして夕方。いつもの如く17時過ぎから徐々に従業員は帰宅を始める。
熊太郎は。。。あまり家に帰りたい気分じゃなかった。だって、いつも帰れば家族がいて、ごはんの支度をしていたり、熊太郎の子供達が(実につまらない原因で)口喧嘩していたりして賑やかだった訳よ。
しかも季節は夏。夜21時位まで明るい。
それが今夜から家はもぬけの殻。帰っても当たり前だが誰もいない。家のシャッターは閉めてきたから、家に入れば真っ暗よ。
いつも電車通勤の熊太郎だが、今日は家族を空港に送ったので車通勤だった。
会社を出た熊太郎。家に帰りたくないという気持ち、そして今日は金曜日で明日は休みということでハンドルは。。。家とは逆方向に向いたのでした。
コルマールに現実逃避
夕方から急遽フランスに越境し、今まで訪問したことがなかったコルマールに行ってみることにした。
チューリッヒからは約160km。
コルマールって古い町並みが残っていることで有名。スイス人の同僚からも「素敵な街」「行くべき街」という情報は聞いていたのだが、なかなか立ち寄るタイミングがなかった。
コルマールはドイツ国境に近く、ライン川の向かい側にはドイツのフライブルクがある。
夕方車を飛ばしてフランスへ。19時前にコルマールに到着する。
熊太郎のポリシーに準じ、安全なところに駐車する。旅先で車のトラブルにあったら目も当てられない。走っていたら公園「Champ de Mars」に地下駐車場を発見。
平日のこの時間だからか駐車場はガラガラでした。
さぁ、気持ちを切り替えて観光開始です。公園の中をつっきる。どこで入手したかは今となっては忘れてしまったが、街の地図を入手し、テクテク歩く。
まずは街でひときわ大きな建物のドミニカン教会
壁に頭がたくさんある不思議なホテル
19時過ぎの街。ちょうど夕食時で賑わっています。
老人の観光客が多かった
こっちはサンマルタン教会
明るい中でお外で夕食
町中こんな建築様式の家がたくさん
レストランも可愛い感じ
ほどなくして運河に出る。
Petite Veniseと言われている。でも、そんなに運河がそこらじゅうにある訳ではないんだよ。
写真を撮らずにはいられないほどキレイです。
素敵です。
路地の向こうに明るい壁の建物。皆こんな感じのパステルカラーの壁色です。
運河沿いのレストランは満席
この格子組みって言うんですかね。典型的建築様式です。
噴水
なんと、この10万人に満たない町にも日本食材屋がありました。オタフクソースとか売っていたよ。
この町って日本じゃハウルの動く城で有名なんだよね。熊太郎は観ていないのでよく知らないんだけど。
プフィスタの家です。
ここもみんな写真撮っていたなぁ。
とまぁこんあ具合で観光終了。終了時間20時。
コルマールの街の感想
たった1時間の観光でした。一人レストランで夕食食べるのも寂しいので、結局何も買わず、何も食べず終了。
唯一使ったお金。それは駐車場代。当時2時間で2.5EURでした。
300円(当時のレート)。。まったくコルマール市の経済に寄与することもなく街を後にする。
途中Illzachのカルフールに寄ってワインとVolvicの水や食材を買い、23時頃、家に戻ったのでした。
当たり前ですが、家は真っ暗。1人で住むにはあまりにも広すぎる部屋。ガランとしています。
子供のケンカしている声もなく、ただただ自分の声が部屋に響くのみ。
今は笑って書けるが、この時は、如何に塞ぎ込まずに生きていこうかと考えていたなぁ。