2024年7月20日東京ドームシティホールでジャズフュージョンサミット2024が開催されると言うことで熊太郎参加してきました。
概要は、以下の通りです。
- 5組のミュージシャンが出演
- 16:30開演 前半18:30までで30分休憩。19:00再開、終演21:00過ぎでした。都合4時間半の公演。
- こういったイベントだけに、野郎ばっかりだと思っていたけど、熊太郎が見た限りでは3割位は女性客だったんじゃないだろうか? 観客は白髪年齢系が確かに多いんだけど、若い人や小さい子連れた家族連れの姿も見られました。吹奏楽系な人たちかね。
- 30分から50分位で順番に演奏していく構成でした。
Contents
イープラスで見つけたイベント
それは熊太郎が山下達郎のライブの抽選に落選して打ちひしがれている頃だった。
e+でなんとなくアーティストの情報を見ていたらこのイベントが東京ドームシティホールで行われるということを知ったのでした。
達郎の7月20日NHKホールの公演も行けないし、失礼ながら野球のドラフトでいう”ハズレ一位”の感覚でちょっと行ってみるかとポチっとしたのでした。
購入時はすでにメイン会場はほぼほぼ売り切れていまして、500円ほど安い見切れ席(写真のとおり”注釈付き”という名前)を購入
これが今回のイベントの公式サイトです。
山下達郎のライブに落選した話はこちら
猛暑の中、ライブ会場へ
梅雨も明けた7月20日。
いつもはライブの前にぶらぶら街を歩くのですが、当日はめっちゃ暑かった!暑さで出かける気も失せてしまい今回は埼玉方面からダイレクトに後楽園に向かいます。
いつも通り水を買って会場に行ったら、このイベントはワンドリンク付きでした。 カバンの中がペットボトル2本になっちゃったよ。
大体15分前ぐらいに会場に到着。
熊太郎の席はステージに向かって左側の端っこ。
どれだけ見切れるのか見てみたら、やっぱり見切れてました!
まず左側のスピーカーに妨げられてステージ奥の大型モニターが全く見えない。。
また、左側に陣取っているキーボード群の中のジャズアベンジャーズのキーボードの人。そしてドラムセットの一番左側が全く見えません。ステージ左から、かつしかトリオの神保さん、T-Squareの坂東さん、ジャズアベンジャーズの川口さん、そして右が仙波清彦師匠の並びだったのですが、事もあろうに神保さんが全く見えないことに!
見えたのは操るスティックと、姿勢良く叩いている雰囲気のみ!
これが500円の差です。
東京ドームシティホールは何度も来ていますが、 アリーナ席の後方よりも 2階席3階席の方が俯瞰できて見やすいといつも思う。
16:30開演 Jazz Avengersからスタート
レディースバンドのジャズアベンジャーズからスタート。いつもの通り熊太郎は持参の双眼鏡で演奏者の手先を堪能します。
バンド名、なんでAvengerなんだろう??復讐者?JAZZ再興ってコト?(ハチワレ風)
熊太郎が一番興味のある楽器であるベースを中心に見ていたのですが、 気になったのはドラムの人の存在感。その後それが川口千里さんだと認識(すみません。事前に確認しておらず)
ソプラノ、アルト2人、テナーサックスをフロントに据える豪華な構成ですな。
久々に若い人たちのフュージョンを聴いたよ。
4曲(5曲?)ほど演奏。曲名はよくわからないんだけど「8 Steps」「UNITE」という曲は演っていましたね。
演奏時間はだいたい30分
ハプニングとしてはベースの人が前方に出てギターとのソロの掛け合いをする時にケーブルが抜けちゃったようで、一瞬ヒヤッとする場面がありましたね。
そこはさすがプロ。ギターの方が上手くソロプレイでフォローしている間にベースはケーブルを繋ぎ直して事なきを得ていましたね。
ドラムメンバー勢揃い
その後川口さんが残って、神保さん、坂東さん、仙波さん登場
ドラムソロだけではなく、このイベント全体において仙波師匠ワールドが炸裂していましたな。
知っている人は知っている例の鳥もちょっと登場していました。
ここはだいたい15分くらいだったかな。
かつしかトリオへバトンタッチ
真っ白な衣装の3人がステージに現れます。
元カシオペアメンバー3人で構成されたこのグループ。3/4カシオペアです(本田さんもXに記していましたね)
2024年初めにCASIOPEA P4のファンミーティングに参加した熊太郎。
↑カシオペアの話はこちら。
この時35年ぶりに野呂さんを見た訳で、今回の向谷さんも櫻井さんも神保さんと合わせ2024年は全盛期のカシオペアメンバーの演奏をコンプリートできた年となりました。
そして向谷さんの司会屋実ぶりが健在でとても嬉しい!
ずっと喋っているんじゃないかって感じ。
「純烈的なバンド」
「ジャズアベンジャーズの後はジジアベンジャーズ」
「キーボードでは到底なし得ない先ほどのドラムソロパートが羨ましい」ような話、
「このライブは絶対お得。ただ一つ足りないのは総合司会がいないことだ。来年(NHKホールでw)やるなら総合司会を設けた方が良い。呼ばれれば私がやります。」
「やっとファーストアルバムを出したバンドですから」
いやぁ流石ですよ社長!
櫻井さんは緑の6弦ベースを使っていました。カシオペアの頃はスラップ一辺倒でしたが、ツーフィンガー主体の演奏スタイルになっていましたね。もちろんスラップも見られましたけど。このライブのベース、4弦使っている人皆無。5弦か6弦です。
こちらも曲目よくわからないのですが、「柴又トワイライト」という曲で向谷さんがボコーダーを使っていたのが印象的でした。カシオペア時代も「I love New York」とかで使っていましたね。熊太郎的にはハービー・ハンコックのI thought it was youを思い出させます。
神保さんは前述のとおり手先しか見えない!これは残念でした。
こちらの演奏時間はだいたい35分くらいでした。
T-Square
向谷さんが残って伊東たけしさん登場
で、二人によるForgotten SAGAが演奏されます。これ和泉さん作曲だよねぇ。伊東さんのSAXが会場全体に響き渡ります。
その後向谷さんは下がってメンバーが入ってきます。
T-Squareを見るのは昨年10月の45周年ライブ以来。
↑45周年の様子はこちら。
でDans sa Chambre からの
Mistic Island →これLiveで聴きたかったんだよね。すごい幸せ。
その後ゲスト(というかほぼメンバーじゃん)の本田さんが入ってきます。
伊藤さんは写真のうさぎのような感じ、本田さんは還暦Yearが終わったのか赤ではなく紺(黒?)の帽子を被っています。
伊東さんが古希を迎えた話、「伊東ー本田の年の差8歳。本田が70の時は俺はほぼ80か」みたいな話。ナベサダさん(91歳?)を見習ってそれを超えないとというような話をしていましたね。
その後”難しい曲”であるMajestic Moon(この手の曲って本田さん作曲(笑))
本田さんはiPadの譜面を置いていますが、伊東さんって譜面台置いていないんだよね。本田さんも「暗譜していてスゴい」ってコメントしていましたね。伊東さんは「まぁ適当に」って返していたところが面白かった。
そして第二ゲスト(というかほぼメンバーじゃん)で仙波さんが入り、
A Feel Deep Inside
Texas Kid
と演奏。坂東さんの今回のドラムセッティング、とてもシンプルでした。
ここで18:30 30分の休憩が入ります。
19:00再開 coba × JIN OKI
2人構成で情熱的とでも言いましょうか。アコーディオンとフラメンコギターのパートに入ります。
本人コメントしていましたが、渡辺香津美さんをゲストに呼ぼうとしていたのかな。
病気になってしまって残念ですが意識回復したようなニュースが報じられていましたね。元気になって欲しいものです。
2人じゃ寂しいので仙波さんがゲスト?で登場。最後はベースの櫻井さんもゲストで演奏に加わりました。
このパートはだいたい50分くらいでした。
BLUE NOTE TOKYO ALL-STAR JAZZ ORCHESTRA
最後はビックバンドです。
この中には本田さんや角松ライブでもお馴染みの中川英二郎さんが入っています。
・チック・コリアエレクトリックバンドの曲
・パット・メセニー
そして最近亡くなってしまったデヴィット・サンボーンの「The Dream」を本田さんが演奏していました。
熊太郎、自慢なんだけど、NYのブルーノートに1回行ったことあるのよ。それもサンボーンのライブ!
その時の写真。行ったのは2012年2月でした。
その時のセットリストなんて覚えていないんだけど、唯一最後の曲がThe Dreamだったのは覚えている!
ということで人生でナマのThe Dream聴くのって今回2回目なのですよ。1回目はサンボーン本人、2回目は本田さんで。ちょっと感動。
アンコール
アンコールは全員で大演奏かと思ったら、各組が再登場してそれぞれビックバンドと一緒に演奏していくスタイルでした。計25分
T-Squareは「Omens of Love」でした(あとは曲わからない) 本田さんはここで青のNuRADを使っていました。
最後はビッグバンドのウェザーリポート Birdlandだったかな。
複数アーティストのイベント楽しいね
熊太郎、複数アーティストが出演するライブに行くのは記憶では初めてなんじゃないかな。
感想としては新たな知らないバンドの演奏を聴くことができて楽しいなと思いました。
特に同じジャンルのアーティストが集まるイベントだったりすると、もともと興味も持っている人が集まるわけで、新たなファンを獲得するのにも良いんじゃないかな。
実際熊太郎もジャズアベンジャーズなんて1回も聴いたことなかったしね。
これも本田さんがXでつぶやいていましたけど、本田さんの持論である「関東のフュージョン人口800人」を大きく超える集客があったんじゃないでしょうか。
基本的に言語は関係ない音楽なので、外国人にも受けるんじゃないかなと思うよ。
熊太郎の周囲にも韓国語喋ってる人がいたもんね。
国外ファンの開拓にも良いよね。
来年もあったら行ってみたいなと思った熊太郎でした。
会場出たらとんでもない雷雨で帰るの大変でした。