スイス ヨーロッパ旅

アルプスの少女ハイジの舞台 スイスのマイエンフェルトに行こう

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アルプスの少女ハイジとマイエンフェルト

スイスと聞いて思い浮かぶものは?と熊太郎の年代の日本人(つまり50代)に問えば、必ず出て来るワードの1つが「アルプスの少女ハイジ」だろう。

今回はカルピスまんが劇場「アルプスの少女ハイジ」の舞台、スイスはマイエンフェルトを紹介します。

あのスタジオジブリの宮崎駿氏などの制作スタッフがこのマイエンフェルトを訪れ、ロケハンしてハイジを制作したのですよ。

当地を訪れれば、アニメの放映から50年近く経った現在においてもアニメの様々なシーンを想起される景色や建物が残っています。

人口3,000人の町 マイエンフェルトへのアクセス

マイエンフェルトはグラウビュンデン州というざっくりいうとスイスの右下の方にある州にある小さな町。2021年末時点で人口3,079人(citypopulation.deサイト情報)、町というか村ですな。

日本からマイエンフェルトに行くためには、日本からスイスのチューリッヒまで直行便が飛んでいるのでこれに乗るのが一番早い行き方。

そしてチューリッヒ国際空港から電車またはレンタカーで向かう。

 

車の場合は高速道路を使って向かいます。空港の駐車場から麓のホテルの駐車場まで75分

 

 

電車の場合はこちら。最寄駅マイエンフェルト駅までチューリッヒ空港から1時間半、チューリッヒ中央駅から1時間ちょい。

アクセス的には車の方が便利。麓のホテルまで車で行ってそこからハイキングというコースがおすすめ。電車だと駅からそのホテル近辺まで片道2km余計に歩かなくては行けないから。

 

熊太郎は2010年代に仕事の関係でスイスのチューリッヒ州に住んでおりまして、とある日曜日に急に思い立って車でハイジの舞台へハイキングに行ってみようと考えたんだな。日曜日はスイスは大半のお店が休みだからやることなかったからなんだけど。

マイエンフェルトという街

車で向かうはMeienfeld(マイエンフェルト)。交通量は少ない10月の日曜日、スイスイっと南西方向に走っていきます。

20分も走ればもう自然豊かな景色がひろがります。途中のヴァレン湖の綺麗な事。That's Switzerland!

これは5月に電車で通り抜けた時のヴァレン湖

高速3号線のマイエンフェルトのインターを降りてしばらく走ると街に入ります。

マイエンフェルトはアニメで言えばハイジでおじいさんが冬場過ごした町ということなんだろうね。

数分走れば、街終了~。

 

街を越えればのどかな風景が。この石垣の道、ハイジがフランクフルトから帰ってくる時に通っていた道そのもの。

そして目的地としてナビにセットしておいたHeidihofというホテルに到着。いやぁ、もうこの景色見られただけで、スイスに移住して半月くらいの頃は満足でしたよ。(まだ目が肥えていなかったから)

ハイジのアニメとスイス

小鳥の鳴き声、牛のカウベルの音、聞こえてくる音はこの位です。

すんばらしい景色を見て満足な熊太郎。

今回の目的であるドライブも無事に終え、当時は車の運転の練習ということもあったので折り返し帰っても良かったんだけど、ここまで来るといろいろ観たい気持ちになりその辺を歩き出す。

ハイジの家なるものが近くにあるものの、まぁ一言で言えば。。ショボい。

この写真の右側にハイジショップみたいなのがあってハイジグッズが売られている。

日本人観光客がなんじゃこりゃ?と驚きの声をあげるに違いないのが、スイスにおけるハイジの絵だよ。

こ、これはちょっと違いすぎるよね。ここスイスやドイツでのハイジの認知度は絶大です。だってひっきりなしに日本のあのアニメが放送されててさ、日本同様ロッテンマイヤーさんがハイジを怒りつけているわけよ。もちろんこちらではドイツ語で。(余談だがこのアニメが日本製だということを知らない人が多い。)

そんな中、日本人としてこのハイジの絵はないよねぇ。でも原作ヨハンナ・シュピリのハイジの絵本なんかはこの絵なんですよ。

ハイジショップの物足りなさはハンパじゃなかったので、おじいさんの山小屋まで歩いてみることにした。だいたい片道90分。

 

普通のスニーカーにジーンズと街に買い物に行くのと変わりない格好で初ハイキングスタート。夏場はその位の軽装でOK。足のためにハイキングシューズを履いた方が良いかも。

まず見えたこの山、これってオープニングの映像に出てくる山だよね(と勝手に思い込み感動)

時折綺麗な山や下界!?が一望できる所があり、オーッって思います。

牛がいっぱい

しかし、大半は砂利道の林道。いろいろな山に行った今だから言えるのだが、ここのハイキングコースは正直言ってつまらない。当時はこれがスイスのハイキングなんだな、なんて思っていたが大間違いだった。ユングフラウやマッターホルンに行くまで誤解していたよ。と酷評したハイキングコースだけど、結構なポピュラーな場所のようで何組もの家族連れとすれ違う。

道中このようなオブジェがいくつもあります

すれ違うとGruezi~(スイスドイツ語でグーテンタークと同意)って挨拶を交わす。これが流儀なんだな。ハイジネタだが、こっちでやっているハイジはオープニングソングが日本のと違う。興味があればYoutubeにupされているはずだから聴いてみると良い。

日本の♪くちぶえはなぜ~♪ではなく、♪ハイ~ディ~、ハイ~ディ~ ×○▲■×~(あとドイツ語)♪って感じなんだよ。それを小さな子供たちが口ずさみながら歩いているよ。これでもかというくらいのハイジの小ネタだが、ハイジはヘイディだしクララはクラァラァ(最初のラが強くラは喉の奥から発音するとそれっぽい)って発音している。ペーターはあんまり変わらなかったはず。と、色々考えながらヒィコラ歩いて一時間強、景色が開けて綺麗な草原と山が見えたらゴールは近い。

牛臭さを感じ、牛のふんを避けながら進むとついにゴールのおじいさんの山小屋に到達。

おんじの山小屋へ

おーなかなかアニメに近いじゃん。よく見れば後ろに背の高い木々はないし、ハイジの屋根裏の窓は四角だけど。

この山小屋、カフェになっていて、ソーセージやビールなどが売られています。

そこでちょっと休憩し、今度は山下り。往復3時間強かけて初ハイキング終了。

まったく準備なくハイキング。翌日激しい筋肉痛に襲われました。

この旅のまとめ

この日、日本人の団体客をに遭遇しましたが、時間がないのかハイジの家を見ただけでお帰りになっていました。私の印象ですが、どうせ行くならショボいハイキングコースだけれど上まで行った方が満足感が得られると思います。ま、時間次第ですけどね。

総所要時間を考えるとチューリッヒに宿泊して日帰りコースは十分イケると思います。
電車で行っても、以下のイメージで行けるね。
朝チューリッヒを出発 例えば 8:00
マイエンフェルド到着     9:30ごろ
ハイキング(寄り道・昼食入れて片道3時間) 15:30
チューリッヒへ戻る      17:00

車の場合は融通が利くから幅が拡がります。例えば小さな隣国リヒテンシュタイン訪問してみるなんてどうでしょう。熊太郎も家族でハイキングした後、30分?ほど立ち寄りました。街並みはスイスとあんまり変わらんのだけど。

リヒテンシュタインの首都ファドゥーツ


人口3万人レベルのリヒテンシュタインに立ち寄ってみるとか。

ファドゥーツ城

これであなたも訪問した国の数が1つ増えます(笑)

熊太郎独自 オススメ評価
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4 アクセス  →マイエンフェルトまでは良いけどそこからが。。
★★★★★★★☆☆☆ 7 シニア向き →子供もハイキングしているし足が丈夫な人は問題なし。
★★★☆☆☆☆☆☆☆ 3 楽しさ   →貴重な旅の時間は雄大な景色が観られる他の地へ
★★★★★★★★★★ 10 ハイジの想い出に浸れる度 →ハイジが好きな人は迷わずどうぞ

滞在時間が潤沢にあれば是非訪問してみてください!

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