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【Apple Airtag活用】認知症気味の親の行き先を知る手段の話

熊太郎の父親は認知症気味

熊太郎の齢、50代前半。親は父母ともに80代。健在ではあるものの特に父は元気だけど認知症が進んでおります。

熊太郎の名前は覚えているが、孫に当たる熊太郎の子供たちの名前を言い当てられるかは怪しいものだ。

「〇〇買ってきて」と母親がお願いしても残念ながらその通り買ってくることは。。まずない。

同じことを何度となく尋ね、数分後同じことを訊くのは典型的な症状。

 

父 迷子になる

そんな父、足腰は丈夫。80代後半になり流石に動きはゆっくりになってきたが、腰は曲がっておらず元気。

一人で外出するが、行く場所は決まっている。図書館とスーパーとパン屋くらい。

記憶力が衰えている状態で外出をするだけに経路にズレが生じると大変。大雨の翌日、父のルーチンとなっているルートが冠水した影響で通行止めになってしまった時、迷子になってしまった。

図書館に出かけたきり、暗くなるまで帰ってこなかったのだ。

基本的に歩かず移動手段は自転車のみ。念のため自転車に熊太郎の電話番号のタグをつけてあり、熊太郎が仕事中、優しい通行人が心配してくれてその電話番号に電話してくれた。

熊太郎「はい、もしもし〜」

優しい通行人「あのー、お父さんが迷子になっているようなんですけど。。」

熊太郎「もしかして自転車についているタグを見て電話していただいたのでしょうか?」

優しい通行人「はい。。」

ってやりとりがあり、熊太郎妻が車で出動、事なきを得たのでした。その場所は図書館の方角とは全く違う方向で父は隣町にいたのであった。

 

AppleのAirtag を試してみる

そんな事件があった後、熊太郎夫妻でどうしようかと相談。

セコムのサービスとか色々ある中で、やってみようとなったのがAppleのAirtagによる管理である。

自転車で必ず外出するところがミソ。つまり自転車がどこにあるのかが分かれば行き先がわかるって事。

Airtagは碁石(例えがおじさんだね)を扁平にして二回りくらい大きくした感じ。ボタン電池にも近いね。

これがいわゆる発信機になっていて、iPhoneが受信機みたいなイメージ。Airtagだけだと収まりが悪いので、キーホルダーにするようなアタッチメントが様々発売されている。どうやって自転車につけようか検索したらこんな良いAirtagケースがあった。

自転車ベルの中に仕込めるアイテム。防水にもなるので素晴らしい。

自転車に装着 アプリで確認

早速ベルを装着。記憶の衰えがある父だけにベルを替えたことなんて全く気づかず。

ささっと5分で装着完了。で、どうやって確認するかというと、

iPhoneの標準アプリ「探す」アプリで購入したAirtagと連携手続きを行うだけ。

「探す」のアプリを開くと地図が出てきて、リアルタイムじゃないけれど数分前レベルで自転車(父)がどこにある(いる)のかわかります。

熊太郎が北海道旅行に行ってた時も、何百キロ離れた北海道から熊太郎父の居場所を把握することができました。

まぁこれで行方不明になってもなんとかなるかな。今のところ順調に稼働しています。

追記:実際に効果発揮しました!

 

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