ヨーロッパ旅

息子が欧州バックパック旅に行く話 その1

熊太郎息子 バックパック旅に行く

2月。熊太郎は一年中忙しいサラリーマンだけれど、大学生の息子は長い長い春休み中。

そんな息子が欧州にバックパック旅に行くことになったんだ。
熊太郎本人も大学生時代、親のスネをカジって1990年と1992年の2度欧州長期旅行を敢行しているんですよ。(出世払いと言いながら借りたお金はほとんど返さず。まぁ現在親のお世話をしているので。。)

※1990年2月のローマ

その経験が熊太郎の人生に大きな影響を与えている(たぶん)こともあり、親としては多少金銭的援助をすることを含め背中を押したのでした。

熊太郎が欧州旅行をした後、社会人になってからのことであるが沢木耕太郎の深夜特急を読み学生時代に旅したことを思い出し、またいつか自由な旅をしたいと思ったものだ。

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まったくの親バカなのだが、息子の意思次第ではあるが自分が経験したことと同様の経験をする機会を与えたいと思ってちょっと誘ってみたんだ。もちろん行き先はヨーロッパではなく、北米でも豪州でもアジアでもOKと。彼はバスケに夢中なので北米に行ってNBAでも観に行くのかと予想していたのだが、返ってきた答えはヨーロッパだった。まぁヨーロッパは熊太郎一家が2年ぐらい住んでいた場所でもあり、彼としても興味があったのだと思う。当時彼は小学校低学年であり、ロンドン、パリ、バルセロナ、ローマなどメジャーな都市は家族旅行で経験済であるものの記憶がないらしい。撮影した写真を見ればそうかなと思うものの、自分の記憶はあまりないのだそうだ。

バックパック旅も30年経てば環境激変

自由気ままな旅も熊太郎が旅した30年前とは大きく変わっている。ちょっと考えただけでも以下の通り。通信環境の激変が全てを変えている気がする。

1990年 2023年
通貨 各国個別、ドイツはマルク、イタリアはリラ スイス以外はユーロ
資金・決済手段 トラベラーズチェックが主。国境越えたら換金し現金払い クレジットカードが主
飛行機 紙(複写)のチケット。電話でリコンファーム要 Eチケット、WEBで確認・変更
宿泊予約 行く先々で宿を見つけ宿泊 Booking.comなどの宿泊予約サイトにて移動中に予約
ユーレイルパス 紙のチケット 紙もあるがスマホのEチケットがメジャー
時刻表検索、運行状況確認 トーマスクックの本。運行状況は運次第 全てWEBサイトで把握可能
地図や天気などの情報 地球の歩き方(本)、天気予報はその土地土地で情報入手 全てWEBサイトで把握可能
日本との通信手段、友人とのメッセージ交換 国際公衆電話 スマホ(Wi-Fiあれば無料)

ざっと比較表を作ってみたのだが、インターネットおよびスマートフォンって偉大だね。

決済手段で昔もクレジットカードはあったけど、今のようにチップが搭載されていないし、支払い時何やら黄色い色の複写用紙にカードを当てて圧をかけて印字して決済したような記憶があります。

また政治的には1989年の秋にベルリンの壁が崩壊。つまり1990年に熊太郎が欧州訪問した時はまだ東欧の入国に制限があった頃である反面、今はほとんどの国がユーロ加盟しており行き来自由。インターネット&スマホの普及、通貨統一、行き来自由(シェンゲン協定)ということで旅のハードルは劇的に下がったように思う。

逆に昔、よくこんな環境で旅していたな、とも思います。

次回、実際にバックパック旅に行った息子について親の立場から旅を考察してみたいと思います。

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