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今回はスイス観光の鉄板訪問地の話をしたいと思います。円安は気になるけれど、COVID-19の制限もなくなり海外旅行復活の機運高まる2023年。スイスに行く時の参考にしていただけると幸いです。
なおこの話は2012年、熊太郎がスイスに住んでいた頃の話を現在の公式WEBサイトなどでUpdateした内容になります。
Contents
スイスの鉄板観光地は?
スイスの観光地は?と日本人に聞くとしよう。
間違いなく上位に入る場所と言えばマッターホルンやレーティッシュ鉃道(あの赤白の鉄道ね)、そして今回採り上げるベルナーオーバーランドあたりなのではないだろうか?
レーティッシュ鉄道の公式WEBサイト⇩
熊太郎のマッターホルンご案内⇩
欧州のサマータイムは3月最終週から10月の最終日曜日まで。熊太郎が訪問した時は夏山シーズンも終盤の10月後半。11月になると山は冬モードになります。
その10月後半のある週末、これが今シーズン最後のチャンスと思い、面倒くさそうな子供達を説得しベルナーオーバーランドエリア(日本人にはユングフラウと言った方が100倍解りやすいか)でのハイキングを敢行することにした。
地域のポータルサイトはこちら。(独語)↑
チューリッヒから観光拠点まで電車で3時間
チューリッヒからだと高速道路でルツェルン経由8号線で行くのが距離的な最短ルートだが、
途中で高速は途切れ、峠道を走る羽目になる。おかげで熊太郎妻は車酔い気味。
車で観光するなら絶対ベルンを経由するルートが良いと思います。車だと混んでなければ2時間半。
電車だとチューリッヒからベルンを経由しトゥーン、そしてインターラーケンという経路が一般的。チューリッヒ中央駅からグリンデルヴァルドまで約3時間です。
スイス国鉄のWEBサイトで簡単に路線検索できます。
10月20日のスイス。紅葉の季節です。
これはルンガーン湖のあたり
点在する家々がスイスらしいね。
ということで峠経由ルートでしたが約2時間半でグリンデルヴァルトに到着します
電車の場合は前述の通り国鉄SBBから登山電車に乗換、東周りのグリンデルヴァルトか西回りのラウターブルンネン経由、クライネシャイデック、そしてユングフラウ鉃道で登って行くルート。日本からの観光の場合は電車の方が現実的かな。
観光拠点の地Grindelwald (グリンデルヴァルド)へ到着
グリンデルヴァルトに到着。これはインターラーケンからの電車の終点。
この近くに駐車場があるのでそこへ駐車。
駅前は旅行のパンフレットでよく見るコレです。
駅前は栄えていて、ホテルや土産物屋がたくさんあります。
何か飲み物や軽食をという方はスイスの2大スーパーの一つ「COOP」があるのでここで買っておくと良いです。
(もう一つのスーパー「MIGROS」もあるかも)
2012年当時日本人の方が対応してくれる日本語観光案内所があったのですが、現在は閉鎖しているようです。(観光営業はされているようです)
当時ビックリしたのはこの案内所で日本のガイドブック、るるぶスイスを買う事ができたことでした。実際るるぶの内容はここにいらっしゃる方が執筆されているようです。なるほど納得。
アフターコロナで2023年度版も出版されることでしょう。
当時我々はこの観光案内所で、さらに上に行く登山電車の切符を買う事が出来るのでお気楽に日本語で切符購入しました。
現在は駅で購入ですかね。
熊太郎家のハイキングルート
今回の熊太郎家のルートは、
グリンデルヴァルトからマンリッヘン(Männlichen)までロープウェーで行く。
マンリッヘン公式サイト
そこからクライネシャイデックまで約5kmのハイキング
そしてユングフラウ頂上には登らず、グリンデルヴァルトまで電車で戻る。
こんな行程でした。
まずはマンリッヘンまでのロープウェーの出発点まで歩きます。これは登山電車の駅
写真真ん中、遠くに登山電車の線路が見えまする。
もうここからハイキング状態。牛がいる光景。のどかです。空気はさわやか。
この山小屋たち。日本人が想像するスイスですな。
Grindelwaldの中心部から暫く歩き、Männlichenまで登るロープウェーのスタート駅に行き着く。
で、スキーの時と同じようなゴンドラに乗る。
マンリッヘンからハイキング
乗っている時間はどうだろう、30分くらいか。問題なくMännlichenに到着。
グリンデルヴァルドの逆サイドはこんな感じ。
Wengen。切り立ったU字谷が遠くに見える。
そしてここから綺麗に(手前の山が1つ邪魔だが)右からユングフラウ、メンヒ、アイガーが一望できる。
おー感動じゃー。
Wengen眺望側から見たロープウェーの山頂駅
もうここからハイキングの表示が出てくる。
さぁここからハイキング開始です。クライネシャイデッグに向けて歩き始める。
何故このコースにしたか? 答えは簡単、楽チンだからである。
そもそも熊太郎家、アウトドアな家族ではない。故に日本ではハイキングなんてしたことないのである。
スイスに来たが故に、Merrellのハイキングシューズを購入し、7月にハイジの(おじいさんの)山小屋まで初の家族ハイキングした。
そんな家族だから、ハードなハイキングなんて誰一人として行きたいとは言わない。
今回のコースは、トラベルガイド「るるぶ」のハイキングコース案内で1番最初に乗っているような超ビギナー向けのコースなのである。
もちろんアルプスを見ながらハイキングをするというのは大前提として、
1. 距離、時間が適度 ==>今回5km弱 所要時間1.5時間
2. アップダウンなし ==>やや下り
以上を検索条件として発見したのであった。
グリンデルヴァルド方面の眺望
10月20日に訪問したが、その数日前に結構な雪が降ったというニュースがあり、少々心配していたが問題なし。ちなみにこのコース、冬場でも歩けない事もないようだ。(もちろん装備は考慮すべし)
途中Honeggあたりの休憩地点。皆ハイキングを楽しんでおられる。
手前の山に邪魔されず、ユングフラウ、メンヒ、アイガーが一望できる。
爽やかな空気、音のない世界。天気予報は快晴。それを狙って日帰りで来られるというのは当時の我々在住者にアドバンテージあるよなぁ。
Kleine Scheideggが見えて来た。ゴールは近い。
こういう景色を見ながらのハイキングは楽しいね。ハイジの山小屋ハイキングの10倍楽しかったです。
そしてクライネシャイデッッグ到着。
ここからGrindelwald 側への電車、ラウターブルンネン方面への電車(この2つは紛らわしいので行き先要確認である)、そしてユングフラウ頂上へ行く電車が運行されている。
ラウターブルンネン方面はこっち側
このレールを左に進むと頂上方面である。よくBS旅番組で取り上げられるユングフラウヨッホ、4,000m超の場所まで鉄道で行ける。ただお値段がバカ高い。
2023年の運賃表を見たら、ハイシーズンで156CHF(スイスフラン)=22,000円/人(1フラン140円で計算)です。
熊太郎家はお金がないのでここから上には行かなかったが、観光客は上に進んで行く。1人2万円以上するのはちょっとなぁ。。
「世界の車窓から」のような写真を撮ってみました。
この緑と黄色(クリーム色)の電車に乗ってGrindelwaldに戻る。
以上日帰りハイキングの旅でした。
さすがに帰りは峠道を選ばず、ベルン経由、全て高速道路を使って帰りました。
旅のまとめと評価
もしあなたが、夏にフリーでスイス旅行をして、時間ない中日帰りでも4,000m級の山を見てハイキングしたい!とした場合の行程を想定してみましょう。
チューリッヒ中央駅 7:02 ー9:39 グリンデルヴァルド駅到着(ベルン経由)
グリンデルヴァルドの街で飲み物や昼ごはんを買い込みます。
ロープウェー乗り場まで歩く
ロープウェーでマンリッヘンまで ロープウェー降りた辺りで12:00くらい。
ゆっくりハイキング開始 途中ランチライム。
クライネシャイデック着 15:00
寄り道しなければ15:00 クライネシャイデック 発 18:30にチューリッヒ中央駅到着
途中インターラーケンでお買い物するもよし、ベルンの世界遺産の街並みを見るもよしです。
↑ベルン訪問についてはコチラ
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熊太郎独自 オススメ評価
★★★★★★★★★☆ 9 アクセス →4,000m級の山まで鉄道で行けるのはスゴいこと。さすがにチューリッヒから山頂まで片道4時間かかりますが。
★★★★★★★★★★ 10 シニア向き →今回紹介したハイキングはお手軽。普通に毎日5km歩いている人なら問題なしです。登山しないですからね。
★★★★★★★★★★ 10 満足度 →そりゃ誰もが知っている場所ですからね。
★★★★☆☆☆☆☆☆ 4 天候に左右されない度 →満足度は天気次第。ここが問題。
★★★★★★★★☆☆ 8 季節に左右されない度 →ハイキングは夏だけですけどね。観光だけなら冬でもOKです。でも行くならやっぱり夏ですよ。