中国 音楽

Antimatter-Project 上海Live - 上海でCity Popを聴く

上海在住の熊太郎、日本でのお気に入りのアーティストのライブがあってもそう簡単に観に行けない状況にあります。

と言いながらも2025年4月以降上海在住でありながら都合つけて角松敏生のライブ3本観に行きましたけど。

中国で活動している興味深いバンドを発見

で、年の瀬といえば、ほぼ毎年参加していたその角松敏生の年末ライブに今年も行きたいところ、さらにいえばParis Matchの年末ライブにも参加したいところでしたが、

残念ながら12月の半ばは公私ともに忙しく一時帰国する余裕なし。今年はもうライブに参加する機会もないかな、と諦めかけていた10月中頃、何気なくYouTubeの音楽映像を観ていたらとても興味深いライブ映像が出てきた。

それは中国人のバンドが角松敏生の曲を日本語で、しかも流暢な日本語で歌い上げている映像でした。

バンド名はAntimatter Project

まぁ上の映像を見てみてくださいよ。かなりマニアックな選曲(笑)

角松フリークである熊太郎としては、ベースの音作りを中心に再現性がスゴい!

で、他の映像を探したら日本のCity-Pop、有名どころでは山下達郎や竹内まりや、世界的に(何故か??)流行っている松原みきの真夜中のドア - Stay with meなど50代の熊太郎に刺さるような曲を演っているではないですか!

これStay with me

杏里のLast Summer Whisperもあるよ。スゴい。角松ファンも感涙。

年末に上海でライブを演る!

彼らの映像を見ると中国国内でライブ活動をしているよう。

チャンスがあったら観に行きないなと思いWebをチェックしていたところ、12月24日、クリスマスイブの夜に上海でライブを演るじゃないですか!

同僚にチケットの取り方を教えてもらい即ゲットですよ。オールスタンディングでお値段228元、日本円でだいたい4,800円でした。

ライブ当日

ライブは19:30から。ライブ会場は家から40分くらいのところ。仕事終わって一旦家に帰り、着替えてライブ会場に向かいました。

せっかくなので、日本から持ってきていた達郎のライブ観に行ったときに購入したFOR YOU Tシャツを長袖の上から着込んで参戦です(笑)

角松のTシャツもあったけどこっちをチョイスw

ライブ会場は「上海 7HERTZ 」というところ。
地下鉄10号線の水城路駅から歩いていけるところでした。この辺りは日本人駐在員が住む場所ではありますが、熊太郎はあまり行ったことがないエリア

車(DiDi)でも行けるけど、時間が読める地下鉄で向かいます。

10分強歩き会場のあるエリア老外街に到着。外国人街とでも言いましょうか各国の飲食店が軒を連ねています。

とてもオシャレなエリアでした。

これがライブ会場。

冒頭のライブ映像の上海の会場より狭い。
ステージも前述の会場より広くなかったです。
熊太郎は前から5列目くらいの場所を確保。

ライブ開始 〜中国のライブ鑑賞スタイル

構成は、

Key+Vo この方がバンドの中心と思います。
曲によってメインVoもされるChoの女性2名
Gr.
B.
Dr.
SAX+EWI


このメンバーに加えて、後半ブラス隊(確か3名)が参加していましたね。

まずメンバー入場でニヤッとしたのが、海辺の映像と共にバックに流れた曲が角松フリークなら知っているWeekend fly to the sunの終わりに流れる「Plelude」

この曲知ってんの会場で熊太郎以外いたかな〜。

この映像共に角松の曲が流れます。

で、クリスマスイブということもあり山下達郎のクリスマスイブが始まります。

セットリストは後述するとして、興味深かったのが中国のライブ鑑賞スタイルです。

日本の場合はまぁ手拍子中心で曲間で指笛や声援があったりして、お約束の曲では会場も歌う、なんて感じじゃないかと思いますが、

まぁみんな歌う歌う(笑)特にサビのところを一緒に歌ったりする。面白い。

以前サックスの本田雅人さんが中国公演でSquareの定番曲OMENS OF LOVEを上海で演奏、通常ギターソロのところをNuRadで吹いていたらそれを口コピで叫んでる観客がいた映像がアップされてました。

これこれ

まぁ本田さんライブレベルじゃなかったけど、歌っていたよ。例えば竹内まりや(彼らの曲紹介としては中森明菜名義だったけど)の「Oh No, Oh Yes!」、これ叶わぬ恋の切ない女心を歌い上げる曲だけど、サビのところで大合唱(笑)まぁこれもそれぞれの国の楽しみ方ですな。

あとは基本動画撮影OKってとこかな。で小紅書(rednote)、日本でいうFBやXに投稿するのです。

これらの驚きを会社の音楽好きの同僚に伝えたら「It's quite popular !」って返ってきた。

あと会場で思ったのは中国人背が高い。熊太郎、日本の平均身長より高いんだけど前に背の高い人が何人かいて、見えづらかった。

ライブの模様&セットリスト

さて、演奏した楽曲はだいたい以下のような感じ

Transfusion 佐藤博 (インストね。CitypopというよりJ-Fusion)
Cathy 当山ひとみ
Sync of Summer 山下達郎
Sunrise to Sunset 浅香唯(どこでこういう楽曲を見つけてくるんだろう??)
雨の中の噴水 須藤薫
さよなら夏の日 山下達郎
Oh No, Oh Yes! 中森明菜(竹内まりやですけど彼らは中森明菜のカバーを演っているようです)
Stay with Me 松原みき(みんなStay with me〜って大合唱!)
Christmas Eve 山下達郎(バックの映像が1980年代のJR?国鉄?のCM映像でした)
駅 竹内まりや

休憩 この辺りでブラス隊が登場

変身 (セーラームーンの曲でした)
あとこのあたりで魔神英雄伝ワタルのテーマ曲を演奏していたような。。
City Hunter 愛よ消えないで 小比類巻かほる (バックは映画実写版とアニメの映像が)
Sparkle 山下達郎
水の星へ愛をこめて 森口博子(ガンダムです)
I can't stop the loneliness 悲しみが止まらない 杏里(これもサビ部分合唱だったな)
Office Lady 角松敏生(ただただ素晴らしい)
Plastic Love 竹内まりや

特に印象に残ったのは、ボーカルが3人曲ごとに変わって歌っていたのですが、2人いる女性のウチの一人が特に上手い! 真夜中のドアを歌っていらっしゃった方かな。

後はSax&EWIの方の音が良かった。Plastic Loveの後半のソロなんて土岐秀史が乗り移ったんじゃないかという位素晴らしい音色だった!

ちょうどその部分を録画していた!

ライブ終了後

ライブが終わりタクシー(DiDi)で帰ろうと大きな道まで歩く途中、楽屋の横を通ったら扉が開いていてちょうどメンバーさんたちがお休みしているところに遭遇したんだ。

熊太郎、中国語なんて適当にしか話せないから、咄嗟に日本語で「楽しかったです。ありがとうございました」と話したら、たぶんKey+Voの方に日本語で「ありがとうございました!」って返していただきました。ちょっと嬉しかった。

いろいろ日中関係ありますけど、文化交流は続けて欲しいなぁ。

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