フランス ヨーロッパ旅

パリの匂いはどんな匂い?

街の匂い

YouTubeを観れば手軽に世界各国の様子を感じることができる世の中ですが実際に旅をすることでしか感じられないことの1つにその土地の匂いってのがあると思います。

よく日本に降り立つと醤油っぽい匂いがするとか、韓国の空港はキムチっぽい匂いがするとか言いますけど、これらは実際に行ってみないとわからないですよね。

パリの匂い

今回パリに2週間滞在している間、熊太郎が思うパリの匂いってどんな匂いだろうと考えながら過ごしていたんですよ。

↑熊太郎のパリ短期滞在の話をこちら

1990年代に訪問した頃のパリの匂いは自動車やバイクの排ガスの匂いでした。

当時はEVはおろかハイブリットもない時代。まだまだプジョー205やルノー5が走っている時代。ディーゼル車とガソリン車が出す排ガスの匂いが熊太郎が思うパリの匂いでした。

↑これ1994年11月のパリ。真ん中の車はシュペール5。まだ歩道に犬の糞がたくさん落ちていた時代

 

今回2026年4月訪問で思った「あぁパリに来たんだなぁ」っていう匂い。それは「地下鉄の匂い」でした。

1990年代に刻まれた記憶かどうかは定かではないですが、前回2013年に訪問した時にはそう記憶していたと思います。

特に感じるのは古い車両が走ってる路線。だから地下鉄の匂いというより「地下鉄車両の匂い」かも。

パリの地下鉄車両

形式とかはよくわからないんだけど、熊太郎的分類はドアの開け方。でね、この中の3番「レバー式」の車両が熊太郎が思う「パリの匂い」なんですよ。
パリに行ったり、パリに住んでた人は当然ご存知だと思うんですけども、いくつかタイプがあるんです。

    1. 自動開閉式車両
      日本人には一番馴染みやすいタイプ。日本同様車掌さんがドアの開け閉めをするタイプ。比較的新しい車両がこのタイプ
      ドアの開口部にはなにもない。
    2. 押しボタン式
      降りる時に近くの人がボタンを押すとそのドアが開くタイプ
    3. レバー式
      降りる人がレバーを上げてドアが開くタイプ
      ドア右のレバーをちょいっと上げるとドアが開く。完全に停車していなくても開く(直前シューって音がしたら開く)

      拡大写真

地下鉄10号線

地下鉄10号線。借りていたアパート最寄りの駅もあり、滞在中一番利用していた路線。

うまく表示されないかもしれないけれど東側はSNCFのオステルリッツ駅から西はブローニュの森の南まで伸びる線。Wikiによると開業は100年以上前とのこと。(一部区間ね)

その10号線に乗ると「あぁこの匂い!」って思うんですよ。

これ地下鉄10号線


10号線の車内(早朝撮影)

ドア付近の折り畳み椅子。混んでいる時は座っている人は自発的に折りたたんで立つ。

10号線のシートはだいたい擦り切れている。でさ、この車内の匂いったら、「パリ」なんですよー。

同じレバー式でも12号線の車内は綺麗なんだよね。でもパリの匂いがする(気がする)

めっちゃ綺麗

他に3号線も同様のレバー式で割と車両(の内装)が劣化している。

10号線 新しい波

そんな10号線を利用していたある夜、それは突然現れた。


新しい車両! ちなみにホームの行き先表示板にある数字は次の列車が来るまでの時間を表しています。

新型車両です。

中はモダン。フランスらしい色使い。熊太郎的にはボルドー色あるいは紫色+黄緑色の組み合わせを見るとフランスっぽいなと思う。4つ席の間にはUSB充電口が。地下鉄に乗るの10分とか20分程度なんだけど充電ニーズはあるのかしらね。

当然ながら入り口付近は椅子は折りたためる形になっています。

ドアは自動開閉式。上部にはLED画面の行き先表示板

パリの匂いは続くか!?

10号線はどうも新しい車両の導入が進みそう。察するに新車両導入が控えているので従来車両の内装をあえて張り替えるようなコストをかける事はしてないんじゃないかと思いました。

この地下鉄10号線(従来型ね)の匂いが熊太郎の感じるパリの匂いです。この匂いを感じると「あぁパリに遊びに来たなぁ」っていうふうに思うわけです。

新しい地下鉄が車両が登場すれば、当然この匂いは失われていく可能性が高い。ツーリストの勝手な思いでありますが、味のある擦り切れた椅子とパリを感じる匂いが失われていくのは残念ですなぁ。
 

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