2025年、中国駐在中に訪問した都市を語る。
今回は、上海の西側にある街、「蘇州(そしゅう)」について語ってみたいと思います。
熊太郎が蘇州を初めて訪れたのは2010年。その時は出張で車で移動したこともあり、上海からの距離感とかいまいちわからないまま訪問した感じだったんですけど、2025年に上海駐在して初めてその距離感を掴めた熊太郎。気軽に上海から半日旅ができる街です。
蘇州という街について
上海から高速鉄道(高鉄)で30分前後で訪問することができる蘇州。
上海の人口2400万人、その近隣都市蘇州も人口1千万人超と大都市です。
よくガイドブックで「東洋のベネチア」なんて呼ばれていますね。確かに後述する蘇州の旧市街エリアには水路がたくさんあってそんな感じです。
でもね、熊太郎に言わせると蘇州だけじゃくてここ長江下流の上海・蘇州・無錫エリアにはそこらじゅうでそんな光景を目にすることができます。
Googleマップだと鉄道が表示されず、高速道路での位置関係の説明になりますが、河口の街上海から長江沿いに内陸に向かって蘇州ー無錫ー常州ー鎮江ー南京(南京は江蘇省の省都)と高鉄(中国の新幹線)網が築かれ頻繁に高速列車が走っています。
日本人もたくさん
上述のとおり上海から高速鉄道で30分前後で着くというアクセスの良さもあり、このエリアには日系企業(の工場)がたくさん進出している。でも最近は日中関係や労務費のアップなんかもあって頭打ちみたいです。街でお店の人と話をすると日本人駐在者も減ったと言う。
外務省のデータだと2023年時点で5千人ちょい。街のお店の人と話すとひと頃よりだいぶ少なくなったと言われました。とは言え、まだまだ結構な在留邦人がいるエリアです。熊太郎が所属していた会社も蘇州にいくつか事業所がありまして、そこまで車や電車で結構出張したもんです。
蘇州へぶらり日帰り旅
2025年の5月下旬の土曜日、高鉄に乗ってふらっと蘇州に遊びに行ってみることにしました。

前回杭州に行った時は上海南站(駅)から出発しましたが、今回は上海站を利用
杭州に行った話、高鉄の乗り方の話はこちら↓

家から地下鉄に乗ってまず上海站まで行きます。そして予約していた席に陣取ります。ホームに降りるのは直前というルールや荷物チェックが厳しい、そしてパスポート情報と連動したアプリで乗車する以外はあまり日本の新幹線と変わらないと思います。

熊太郎の記憶ではたいがい、乗車する時は2階からホームにエスカレーターから降りて乗車、降車時は地下道に降りて街中に出るというパターンだったと思います。

二等席です。スマホで動画見る人がイヤホンじゃなく、スピーカーで聴くもんだからそこらここらノイズが多いのですが、まぁそれが中国ということで。

寝る間もなく蘇州站に到着。あっという間です。イメージ的には東京から小田原に行くようなもんじゃないでしょうかね。
寒山寺
蘇州站を出て、まずは2010年に初めて来たときに立ち寄った寒山寺という古いお寺に向かいます。Wikiによると6世紀にできたそう。
車を運転できない駐在員としては、地下鉄かバスかDD。いわゆるタクシーが主な移動手段。あとはレンタルサイクルになります。
Googleマップには表示されないのですが、蘇州も地下鉄網が発達していましてとても便利。
寒山寺には最寄りまで地下鉄で行ってその後はレンタサイクルを利用。
地下鉄の乗り方は上海のそれと同様です。熊太郎の場合はAliPayアプリに内蔵されている公共交通乗車機能っていうのかな、それを利用します。
中国に行った方はご存知だと思うんですけど、旅先でアプリがスマホの位置情報を元にサービスエリアを切り替えるんですよ。
蘇州に到着したところからアプリが「蘇州に切り替えるか?」と聞いてきます。

寒山寺入口

2010年の訪問の記憶なんてほとんど残っていないのですが、写真を比べる限り変わっていないです。




この黄色い壁の建物に鐘があってみんな鐘をついている。これも15年前と変わらぬ光景。
思い出に浸って、次の観光地に向かいます。
留園
蘇州站から寒山寺に行って、今度は蘇州站に戻る感じでレンタル自転車を利用して留園という清代の庭園に向かいます。
このエリアは有名な庭園がたくさんあります。

留園もその有名庭園の一つで世界遺産です。(地球の歩き方より)


そんなに庭園に興味がない熊太郎、まずは1つ行ってみようと寄ってみました。
きっと違う時代の庭園は異なる趣なのでしょうが、熊太郎はそこまでの人ではなく、留園のみさらっと鑑賞。
山塘街
日本語だと「さんとうがい」、中国語的に言えば「シャンタンジエ」でしょうか。上のGoogleマップではShantang streetと表示されています。
一言で言えば「古い街並みが残る運河」これが東洋のベネチアと呼ばれる所以でしょう。

これぞ中国って感じですよ。

写真のとおり貸衣装屋さんがたくさんあって、昔の格好に着替えて街を歩くことができます。

ここからは2026年1月に訪問した時の写真

昔風情の商店街がずっと続いています。

夜はこの赤い提灯がとても綺麗なのよ。

夜景の写真は2010年のものです。
イオンモールに行ってみた
駐在員の蘇州生活を垣間見ようとイオンモールに行ってみた。
蘇州には3店舗だったかな?イオンがあってね。一番上海寄りのイオンに行ってみた。
地下鉄1号線の東側終点駅から徒歩10分くらいで辿り着けます。

郊外の趣。新しいマンションがたくさんある。

中国語を除けば、日本のイオンと変わらぬ建物

スーパーの店頭には中国人みんな大好きドリアンが。上海でも見慣れた光景です。

スーパーも日本のそれと変わらぬ導線なんだけど、売っているものはもちろん中国にフィットした品揃え。これはザリガニ料理のソースかな。
平江路歴史地区
山塘街と並び古い街並みが残るエリアです。

運河に沿って商店が軒を連ねています。
これは10月に訪問したときに立ち寄った写真になります。



ここも世界遺産なんだといま熊太郎は知る(地球の歩き方より)
蘇州の食べ物
有名なところでは、蘇州麺でしょうかね。
中国はあちこちにその土地独特の麺があったりします。蘇州は写真のような麺が有名。これは宿泊したホテルの朝食のもの

蘇州に限らず中国のホテルの朝ごはんは素晴らしい。ヨーロッパの簡素かつ冷たい朝食に比べたらホント嬉しい(笑)
調理スタッフがお客のオーダーを受けて麺を茹でてくれる。

これは上海の有名チェーン店の蘇州麺。いろいろついていて豪華。

これがそのチェーン店
次はこれ

上海蟹です。上海蟹と称しておりますが、蘇州エリアの上海寄りの場所にある「陽澄湖」というところで取れる蟹が有名なんですよ。ブランド蟹だね。
収穫時期は10月から11月。上海蟹を食べたいならこの時期に訪問すると良いです。

熊太郎は何回か自分で調理して食べました。
発展著しい蘇州
蘇州だじゃなく中国全体がそうなんだと思うんだけど、この15年ものすごく発展していることがわかる写真

これ2025年秋のホテルからの写真。手前の空き地は再開発予定地の模様。黒いビルはホテル、左手前には大きなモールが営業しています。

これ2010年の同じホテルからの写真
商業施設がどんどん作られている。まぁすべての商業施設が流行っているかどうかは別の問題ですが。。
なにより感じるのは空気が綺麗になっていること。15年前の駐在員は常にPM2.5の数値を気にしていたのを思い出しました。

