2025年、中国駐在中に訪問した都市を語る。
2025年9月に中国東北部に行った話です。まずは長春から。
中国東北部を旅することを決意
これを書き始めた2026年9月中旬から遡ること一年前、初めて飛行機に乗って旅行したんだ。
中国赴任期間中に訪問したい場所をリストアップしておき、仕事の予定と付き合わせながら旅行の計画をしていた熊太郎。9月中旬の週末はゴルフなどのイベントもなかったので旅行することを決意。
中国人同僚には言いづらい場所なんだけど、近代史が好きな熊太郎、日本にゆかりのある場所には行っておきたいとかねてより思っていまして、旧満州エリアは優先順位が高い候補地訪問地としてリストアップしていました。具体的には大連ー瀋陽ー長春ーハルビンの南満洲鉄道沿線です。
一度に4つの街を巡ってみたかったんだけど有給を使って旅するほど暇ではなかったので金曜日の夜に上海を出て日曜日に帰ってくる日程で考えざるを得ませんでした。
となるとどう足掻いても4つの都市のうち2つにしか行けない。いろいろ考えた結果、金曜日の夜に上海から長春に飛び一泊、翌日長春観光し、高鉄(新幹線)で哈爾浜(ハルビン)に移動&宿泊、日曜日に哈爾浜観光して、上海まで飛行機で帰ってくる。こんな計画を立てたんだ。
今回瀋陽(満州時代の奉天)を外したのは時間の制約もあったけれど、旅行期間に近い9月18日は満州事変発生日。満州事変は奉天郊外(柳条湖ね)で発生したということもあり瀋陽は外したのでした。
とまぁリスクを避けたつもりなのですが、2025年に公開された映画「731」の公開日が7月末から満洲事変の日になってしまったため、行動要注意の旅になってしまったのでした。何でって? 731部隊が活動していた施設は哈爾浜郊外にありましたからね。
金曜日夜に出発

2025年9月12日 中国南方航空 CZ6554 上海浦東空港 22:05発 長春00:50着 退勤後一旦家に戻って旅支度をして空港へ。
写真は上海浦東空港です。
航空券は片道670元でした。(14,000円くらい) 中国の国内便は安価です。
長春の旧名は「新京」満州国の首都だった街です。日本が街作りをしたところ。
近代建物が好きな熊太郎、事前調査では日本が建てた建物がかなり残っているって言うんでそれらを見たかった。想像するだけで胸熱です。
90分前に空港に着いたのだが、空港にあるDepartureのスケジュール画面にDelayの文字が。中国の国内便って朝はスケジュール通りなんだけど、時間が経つにつれてだんだん遅れていく。時間通りに準備できないのかなぁ。。すべてじゃないんだけどね。
ということで上海を離れ長春に向かったのでした。所要時間3時間弱って東京に行くのと対して変わりません。
長春空港から長春市内へ

長春空港から市内へのアクセス方法は複数あって一番早いのは高鉄を使うんだけど到着時間が深夜だけに利用できずタクシー(DiDi)で市内に入ることにした。
到着後Alipayのアプリで配車予約をしておき、Web配車の車寄せエリアに向かう。
そこにはたくさんの乗客と車がひしめいている。手配した車の車種とナンバーを探して乗車する。この乗り方は中国どこでも同じ。
DiDiは自分の携帯番号の末尾4ケタが確認番号になっていまして、乗車するときに中国語で4桁の数字を伝える。赴任当初はこれが分からなくてねぇ。
その後念のため運転手に行き先を告げる。すでに目的地はアプリでオーダーするときにインプットしているので運転手もわかっていて基本会話は不要なんだけど熊太郎は念のため持参のタブレットに表示した宿泊地の画面を見せて行き先を確認する。
旧ヤマトホテルに宿泊
結局ホテルに着いたのは2時近かった。下の写真は深夜の長春駅。

宿泊ホテルは長春春誼賓館。昔の名前:新京ヤマトホテル そう満鉄が経営していたヤマトホテルである。


今回迷わずホテルはここに決めました。一泊素泊まり235元(5,000円弱)。安ーい。Trip.comで予約しました。
だいぶ内装は改装されてしまったようですが、きっとさ、近代史に出てくるような人が満鉄に乗って新京滞在時ここに宿泊したんだよ。今回訪問する場所全てに言えるんだけど現在の中国にとっては負の遺産でしかないようなものをよく保存し稼働させているなと思う。文化大革命の時代も越えてだよ。まぁ実をとって使えるものは使うという方針なのかもしれませんが。上の写真は昔の写真との比較、外装はそのままですよ。感動。

深夜に到着した熊太郎。ホテルは真っ暗。昔の建物である旧館と新館(上の写真)があってさ、新館に行ってチェックインしようとしたらお前は旧館に行けと指示される。
旧館に行ってレセプションのところを覗いたらモソモソと毛布が動く。宿直?がいた。なんだこんな時間にチェックインかよと思われてかどうかはわからんが起きてくれてチェックインしたのでした。

ホテルの廊下はご覧のとおり重厚な感じ。昔もこうだったのかな?

エレベーターは昔はなかったんかなぁ。今はあります。

ホテルの部屋はこんな感じです。100年以上経っていますが改装されているだけあって中は綺麗です。

洗面所・トイレ・シャワーエリア

シャワーのみなのは今どきの中国のホテルも同様です(バスタブ付きのホテルもあります)

これはトイレ

この日は一刻も早く寝て明日に備えることにした。
翌朝ホテル内を見る
翌朝、今日は夕方まで長春市内観光。まずはこのホテル内を見る。

通路を出ると広間に出る(皆が使えるエリアです)

階段の途中にあるのは、

ガラスの装飾。下部の説明によれば1909年に設置されたものとあった。


大広間?の入り口のような扉

この鏡は溥儀が使っていたそうです。

ヤマトホテルにゆかりのある人たちの写真コーナーには、

溥儀の写真や

李香蘭の写真もありました。

一階では結婚披露宴が行われていました。それだけ格式のあるホテルってことだよね。

エントランス部分

全体を写す。

朝は広々していたんだけど、昼になったら披露宴の出席者の車がたくさんでした。

ホテルから見る長春駅(站)
朝飯も食べず8時から開場している満州国の皇宮博物館に行きます。