中国

旧満州エリアを巡る旅4 ハルビン(哈爾浜)旧ヤマトホテル

2025年、中国駐在中に訪問した都市を語る。
2025年9月に中国東北部に行った話 4回目は長春からハルビンに高鉄で移動しハルビンにある旧ヤマトホテルを見た話です。

前回までの話はこちら

高鉄でハルビンへ

長春西駅から乗車した高鉄は定刻通りにハルビン駅に到着する。

長春ーハルビン間は一時間です。近い。


調べたら満鉄当時は特急あじあ号でも四時間かかったそうなので世の中の進歩ってすごいね。

車内放送が「次の停車駅はハルビン・ハルビン」って中国語で言うんだけど、「ハ〜〜〜ルビン・ハ〜〜〜ルビン」って独特なイントネーションで発音するんだ。そのアナウンスに中国人の乗客がクスクス笑い、そのイントネーションを真似している。
日本でも上野駅の下のホームに到着し降り立つ時に聞こえる「うえ〜の〜」の発音が独特であることと同じなのかもしれないね。

中国滞在期間様々な高鉄の駅を見てきたけど、ハルビン駅の雰囲気が一番かっこいいと思った。
他のところは同じようなグレーのコンクリートが目立つデザインなんだけど、ハルビンは緑色で重厚。特別感があります。
遠くに蒸気機関車が展示されていました。

↓は良くみる中国の駅のデザイン。これは江蘇省の鎮江駅

到着時のハルビン駅南側正面。昔のデザインを踏襲しているようですが、駅は中国内各駅同様とても大きい。

ヤマトホテル宿泊を断念

ハルビン駅南側には長春同様ハルビンも満鉄が経営していたヤマトホテルが残っている。
当初予約していたんだけれども、中国東北地区出身の会社の同僚から熊太郎の一人旅のことを話したら「ハルビンはいろいろあるんだから安全のため欧米系のホテルに泊まっておきなさいよ」「何かあったらどうするの?熊太郎中国語話せないでしょ?(仰る通り!!)」とかなり心配された。
会社のこともあるのでここはアドバイスを受け入れキャンセルして代わりにハンプトンヒルトンホテルに泊まりました。

満州時代と外壁の色合いの違いは不明ですが旧ヤマトホテルは残存しています。宿泊予約時の価格は素泊まり313元でした。日本円で6,500円くらいかな。安い。

ホテル自体は残されているけれど昔はこんなイルミネーションじゃなかったと思うんだよな。このビカビカさ、さすが中国です。
現在のホテル名は「哈尔滨龙门贵宾楼酒店」日本的に書くと「ハルビン龍門貴賓楼ホテル」ですかね。

ホテルの中に説明パネルがありました。要約すると、
・1903年東清鉄道のホテルとして完成
・1904年日露戦争中は一時野戦病院として使用(ロシア側のだと思います)その後ロシアの鉄道保護軍本部や将校クラブとして機能
・1907年ロシアの領事館
・1927年大規模改修
・1935年南満州鉄道が買収し、翌年改修しヤマトホテルに改名、1937年開業
・1946年ハルビン解放。1952年ハルビン軍事工学研究所に移管。ソ連の軍事専門家用たてものとして使用
・1995年龍門ビルに統合翌年大改修
・2006年改修工事の後現在のような営業を開始

ヤマトホテル宿泊を強行してもよかったんだけど、ハルビンが舞台である映画「731」の公開を5日後となっていたのでリスク回避しました。結局アクシデントはなかったんだけどね。


ヤマトホテルのWikiに昔の写真が出てきます。このひさしを含め建物は変わっていないと思う。建築時期からしてアールヌーボー様式です。

入ってすぐのところ。もうここでワクワクです。

入って右手のところにあるレセプション

左手の客室へ続く通路

振り向いてエントランスを見る。

エントランス付近には模型が。右が当時のハルビン駅。右下の緑の屋根の建物がヤマトホテル

右手にはこの100年の歩みみたいな写真展示がありました。

当日の客室

食事するスペース

広間で日本人の結婚パーティーも開かれていたんだね。

そして歴史の有名人「張学良将軍」もここに泊まったんだね。妄想すると胸熱です。資料がないんだけど、溥儀も立ち寄ったことがあるそうだ。

泊まることはできなかったけれど大満足。中を見せて頂いたホテルスタッフの方に感謝です。

ハンプトンヒルトンホテル

さて、ヤマトホテルに泊まらなかった熊太郎。今宵の宿はヤマトホテルから南方面に400mほど歩いたところにあるハンプトンヒルトンホテルになりました。

昔郵便施設だったそうです。

Googlemapsだと「Post Hotel」と表示されます。

街は駅の北側と南側に分かれる。北側はロシア風の教会や繁華街がある観光エリア。宿泊したホテル近辺には商業街はあるけど南側は北側より静かでした。

それなりに古い建物なんだけど中は明るくモダンです。

こちらは1泊朝食付き643元、日本円で13,500円程度です。

バスタブなしの部屋でした。

荷物を置いて夜のハルビンの街を歩きます。<つづく>

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